11時20分よりメインホールで開かれた特別セッション「人を楽しませるプロデュース」。ここでは『ポケットモンスター』シリーズのプロデューサーである石原恒和氏と、『ドラゴンクエスト』シリーズのプロデューサーである市村龍太郎氏が語り合った。スクウェア・エニックスの吉田直樹氏の司会進行のもと、それぞれのシリーズ作のプロデュース法をテーマとした濃密なパネルディスカッションだ。

 石原氏が提示した『ポケットモンスター』のプロデュース法は、ゲーム以外のものも含めた総合プロデュースの考え方。グッズ、アニメ、映画などを駆使して、いかにしてゲームの魅力を高めていくか、という手法だ。セッション内での石原氏の言葉を借りれば、「お弁当箱にキャラを使うときにも、この商品を作ることが、『ポケモン』に人気を広げていくという気持ちを持つようにする」ことが、ソフトの面白さを保つプロデュースの考え方だ。

 市村氏のプロデュース法は、それとは逆。「自分が『ドラゴンクエスト』のファンだったので、自分が遊んでいたときの感動を忘れないようにしている」ことが、プロデューサーとしてもっとも気をつけていることだと言う。こちらは、ソフト(あるいはシリーズ作)を、いかにユーザーに楽しんでもらうかを軸にしたプロデュース論といえるだろう。

石原恒和氏(株式会社ポケモン 代表取締役・CEO)。『ポケットモンスター』シリーズおよぞ、そのグッズ展開などをプロデュースしている。(画像クリックで拡大)

市村龍太郎氏(株式会社スクウェア・エニックス プロデューサー統括部マネージャー、プロデューサー)。『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(PS版)から、シリーズ作のプロデュースを担当。(画像クリックで拡大)

吉田直樹氏(株式会社スクウェア・エニックス 開発部ディレクター)。スクウェア・エニックスの複数のタイトルのディレクションを手掛けている。(画像クリックで拡大)