老後に資金難に陥らない、安心できる利回りとは

 このご夫妻は、これまで貯めてきた約1500万円のお金を全額、普通預金で管理されてきました。キャッシュフローを見ると、この1500万円は70歳前後になるまで、手を付けずに済みそうだということも分かります。前ページのグラフで、オレンジ色の線で四角く囲んだ部分が、その期間を示しています。

 理論的には、この1500万円は中長期運用に投入できることになります。しかし、人生いつ何が起きるか分からないので、ご夫妻は緊急予備資金として、500万円を手元に置くという結論に至りました。

 つまり、資産運用に向けようと考えた資金は1000万円です。ここで問題になるのが、この1000万円の利回りが毎年どの程度なら、ご夫妻の老後の資金難を解決できるのかという点です。

 実際の相談の場では、ご意見を聞きながら、投入資金に利回りを与えた場合のシミュレーションを複数作成していきます。ここでは、このご夫妻が最終的なイメージとして採用した、利回り4%の例(下図グラフ)をご覧下さい。

 いかがでしょうか。1000万円の資金に4%の金利を与えるだけで、未来の資産残高に大きな変化が起きることを理解いただけたかと思います。

 普通預金だけで管理していた場合は、77歳前後で0円となっていた残高が、4%の金利が実現きれば、同じ77歳前後で2500万円になります。これならば、安心して長生きできるのではないでしょうか。