※この記事は日経エンタテインメント!(7月号)の記事を転載したものです。購入はこちら

激戦オーディションを勝ち抜き
沢村一樹の“相棒”役を好演中

もり・かんな(画像クリックで拡大)
1988年6月22日生まれ。富山県出身。これから始めたいと思っているのは、ギター。「映画『ソラニン』を見て、音楽を自分もやってみたいなと思いました。すぐに影響される人間なんです(笑)」。

 今号のエンタ!は最近花ざかりの警察エンタテインメントを特集しているが、春の刑事ドラマからは新しいヒロインも生まれた。『警視庁失踪人捜査課』(テレ朝系)で沢村一樹が演じる主人公の捜査パートナー・明神愛美を演じている森カンナだ。近年では珍しい、連ドラヒロインオーディションを勝ち抜き、2298人の中から見事に大役を手に入れた。

 明神役の年齢設定は当初から27歳と決まっていたが、実は森は21歳。しかも、連ドラ出演はまだ今作で3作目だ。いきなりの大役に「役の設定と年齢差がある私がオーディションで選ばれるのは難しいと思っていました。だから決まったと聞いたときには驚きました。無理に大人っぽく見せることはせず、自然に演じるようにしています」と話す。

 中学2年のときにスカウトされて、モデルとしてデビュー。「最初はお芝居には全く関心がなかった」と言う。だが、CMのオーディションで演技をする機会が増えるにつれて興味を持ち、昨年『仮面ライダーディケイド』に8カ月間レギュラー出演し、連ドラを初体験。その後、昼ドラ『インディゴの夜』では性同一性障害のホスト役という難しい役柄を好演した。

警視庁失踪人捜査課 金曜21時テレ朝系

負けず嫌いな女性刑事役

突然、姿を消してしまった家族や恋人…。そんな失踪人の行方を沢村一樹をはじめとする「警視庁失踪人捜査課」が追う。従来の刑事ドラマとは異なる視点を持つヒユーマンサスペンス(画像クリックで拡大)

 今回はクールで気が強い刑事役だが、素顔の森は気さくに話す飾らない女性。彼女自身も「負けず嫌いなところ以外は、自分との共通点はほとんどない」と語る。「直感人間で、ひらめいたら動くタイプ。しかも、超ポジティブ思考で“自分はすごく恵まれていて、今、幸せなんだ”という気持ちが軸としてあるから、くよくよ悩んだりはしないです」という性格は、エンタ界向きといえそうだ。

 ただ、演技に関しては「オンエアを自分で見ると反省点が多く、へこみっぱなしです。演技が楽しいと感じられるのはまだこれからかな」とも。だが、その表情には現在の充実ぶりが表れていて、女優という天職を得たという感じ。今後は、未経験の恋愛ドラマなど新分野でどのような個性を発揮するのか、楽しみな女優だ。

(文/高倉 文紀・写真/加藤 康・ヘアメイク/廣川 佐紀)

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