“超簡単”な刃交換

 いきなり変な前置きで申し訳ないが、ここからが本題のカッターの話。刃を折ることの必要性はわかっても、実際に刃をどんどん折ると、おっくうな問題が出てくる。そう、刃の交換である。

 普通、刃を最後のピースまで折ってしまったら、スライダをお尻から抜き取り、ハマっている刃を慎重に取り外して捨て、再度新しい刃をスライダに取り付けて本体レールに戻さなくてはならない。この作業は、危ないだけでなく、面倒くさいし、だいたいそういう時に限って、替え刃をどこにしまったかよくわからなかったりして、結局そのまま短い刃を使い続けることになったりもする。何より、鋭利な金属の刃を金属のスライダの中に滑り込ませるときの金属同士が触れる何とも言えない気持ち悪さが嫌いな人を私は何人も知っている。

 このMZ-ALなら、そんな不安も少しは軽減されるかもしれない。まず刃が最後まで短くなったら、そのままスライダをグイッと本体前の端まで押し出しながら刃をつまんで引っ張ると、セットされている刃はそのままポロっと取れてしまう。これで短くなった刃の取り外しは終了。次にそのままスライダをいちばん後ろまで戻したら、刃の交換は終了している。

 次にスライダを前に押し出すと新品の長い刃が先端から出てくる。これが「マガジン機構」。本体内部に最大6枚までの替え刃を同時に収納することができ、前述の方法で古い刃を取り外してスライダを戻せば、自動的に次の刃がセットされる仕組みになっている! これだけ入っていれば、プロフェッショナルに作業する人はもちろん、普通の人なら、相当の期間、交換のことなど気にせずに使い続けることができる。

スライダを本体の先まで押し出しながら刃をつまんで引っ張ると、セットされている刃はそのままポロっと取れてしまう(画像クリックで拡大)

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