正解は「おーばんず」(シンクバンク所属)。いまお笑い界で話題のコンビとなっている。

 きっかけは4月6日に放送されたテレビ朝日の「ロンドンハーツ 3時間スペシャル」。「女芸人182人がマジメに選んだ、この男の彼女になりたいGP」で、おーばんずの写真が紹介されたのだ。赤く染めたおかっぱに白ぶちのサングラスという、おーばんず・葵ひさの独特の出で立ちに出演者らが驚愕。「誰これ!?」「こんな風貌で今まで誰のアンテナにもひっかからないなんておかしいやないか」「昭和のベテランさんっぽい」などの声が飛び交った。

 他の女芸人写真が紹介される際にも「もしかして中身は葵では?」などと「いじり」倒され、出演者の一人、千原ジュニアが「今、ヤフーの(おーばんずの)検索すごいぞ!」と発言するまでに。実際に、翌7日のヤフー「急上昇ワードランキング」で2位となる。葵のブログのアクセス数も、通常200前後のところ、約4000まで上がり、一躍、時の人となったのだ。

 注目を集めた葵の風貌だが、実は理由がある。2人は、幼稚園から大学まですべて一緒の幼なじみ。大学時代はアイスホッケー部に所属し、相方のおぎの香がプレーヤー、葵がマネージャーだった。卒業後、おぎのはオリンピックを目指して実業団へ、葵はアイスホッケー場のうぐいす嬢や、教員免許を活かして小中学校で教えるなどしていた。おぎのが強く誘ってコンビ結成となったが、葵は現在も塾講師をしているため、「顔バレ防止策」としてウィッグとサングラスを身につけることに。「葵は両親にも芸人活動を告げていない。『ロンドンハーツ』放送時は実家にいたため、両親が放送を見てしまわないかひやひやしていたらしい」(おぎの)。

 ともに1970年生まれのアラフォーだが、コンビ結成は2008年5月と芸歴は長くない。小学生時代から「いつか芸人になりたいと思っていた」というおぎのは、この理由について「実業団にいた頃、義姉が第一子を出産時に亡くなり、その子を実家で養子としてひきとったんです。母と一緒に、“弟”を育てると決断して実業団を辞めました。弟が中学生になり、私も35歳を過ぎたらぱったりと見合い話がなくなって(笑)、親から『もう好きなことをしていい』と言われたので、ようやく芸人への道を踏み出すことになりました」と話す。

 コントを中心に活動するおーばんず。これからの活躍に期待したい。

おーばんず(左:葵ひさ、右:おぎの香)。おぎのは成城大学時代に準ミスキャンパスに輝いたことも(画像クリックで拡大)

(文/小川 たまか=プレスラボ)