ヨドバシカメラの対抗セールは充実。並ばずに買えるのが何よりの魅力

 駅の周囲に大型量販店が林立する新宿エリアは、日本屈指の家電激戦区として知られる。ヤマダ電機と駅を挟んで反対側の新宿駅西口には、旗艦店「ヨドバシカメラ マルチメディア新宿西口本店」をはじめとするヨドバシカメラの店舗が立ち並ぶ。新宿を拠点とするヨドバシカメラにとっては、価格や内容で絶対に負けられないはずだ。

新宿を拠点にするヨドバシカメラでは、新宿限定の特価セールを開催。新宿駅東口の「ヨドバシカメラ マルチメディア新宿東口」では、店頭で限定セール品を販売。道行く人も足を止めて価格や内容を吟味していた(画像クリックで拡大)

 ヨドバシカメラに足を運ぶと、日替わりセール品は用意されておらず、一見すると「対抗セールはやっていないのか?」と思わせた。だが、一部商品の値札には大きく斜線が引かれ、思い切った値下げが実施されていた。

 1階のパソコンフロアでは、NECのCore i5搭載A4ノートPC「LaVie L LL650/WJ1CP」を5万9800円(新品)に値下げしていた。これは、ヤマダ電機が限定200台で売り出したものとほぼ同一スペックのモデルだ。手書きで上書きされた特価の下には「13万2800円」の表記が見られ、一気に半額以下にまで値下げしたことが分かる。通常ではあり得ない下げ幅であり、ヤマダ電機の日替わりセール品に対抗したことは明らかだ。

 ほかのフロアでも、東芝の液晶テレビ「REGZA 32A9000」(4万2800円、新品)など、ヤマダ電機対抗と思われる限定セール品を並べていた。東芝のエアコン「RAS-281PD」(6万9800円、新品)、パナソニックの冷蔵庫「NR-C378」(4万9800円、新品)といった特価品は、ヤマダ電機の日替わりセール品とまったく同じだった。

 これらのセール品は事前に告知されていなかったため、開店直後を狙えば誰でもすぐに購入できた。長い行列待ちをしなければ買えなかったヤマダ電機とは対照的だといえよう。ヨドバシカメラの商品はすべて新品なうえ、10%以上のポイント還元も付いてくる点もヤマダ電機にはない魅力だ。

販売方法で工夫が見られたビックカメラ。一部セール品で抽選販売を実施

 もう1つの大手量販店であるビックカメラでは、ヤマダ電機対抗の日替わりセール品を用意していた。新宿限定の専用チラシを配布したほか、駅構内には大々的なセールの告知ポスターを貼り出すほどの力のいれようだ。セール品は、パナソニックの液晶テレビ「VIERA TH-L32X1」(4万9800円、新品)など、ヤマダ電機のセール品とは異なる内容だった。

ビックカメラは、新宿駅構内にセールを告知するポスターを掲出。チラシを見逃しても日替わりセール品の内容が確認できるのはありがたい(画像クリックで拡大)

 販売方法でも工夫が見られた。日本エイサーのCore i3搭載ノートPC「Aspire AS5740-13F」(4万9800円、新品)などの一部の人気商品は、希望者を募って抽選したうえで販売する抽選販売形式を採用。必ず購入することはできないが、行列に並ぶことなく誰でも気軽に参加できた点は高く評価できる。

 店内を見回すと、大手メーカーのデジタル一眼レフカメラが2万9800円で売られていた。前日まで4万5800円で売られていたものだが、ヤマダ電機の開店に合わせて緊急値下げを実施したようだ。だが、池袋や有楽町などのビックカメラでは値下げしておらず、新宿エリア限定のセール品だったようだ。

 これらの特価品は、大々的に告知されることなくコッソリと価格変更されることが多い。実際に店舗へ足を運び、セール品を見つけた人だけがゲットできるわけだ。チラシで告知されたり、大きくPOPで表記を掲げたものだけがセール品ではない。店内をくまなくチェックするのはもちろん、欲しいジャンルの商品があるならば、お買い得品がないかを店員に直接聞いてみるのがよいだろう。