2010年、主要各社から3Dテレビの発売が相次ぐ。

 4月21日からパナソニックが国内で3Dテレビを発売したのに続き、6月にはソニーが3Dテレビの出荷を開始する。シャープは5月に3Dテレビを発表する計画で、夏商戦向けに製品を投入する考えだ。さらに、東芝も今年夏には3Dテレビを世界市場に向けて出荷する姿勢をみせる。

 既に海外では、サムスンが2月に韓国市場向けに3Dテレビを投入したのに続き、3月には北米など世界市場に売り出し始めた。同じ韓国のLG電子も3月に3Dテレビを発売済みだ。パナソニックも、日本より先行して3月に米国で発売をはじめ、上々の出だしをみせている。3Dテレビ時代はもはや始まっているといえよう。

 「2010年は、3Dテレビ元年」(ソニー・吉岡浩執行役副社長)、「2010年からの10年間は、3D産業革命の10年間になる」(パナソニック 役員 デジタルAVCマーケティング本部・西口史郎本部長)と各社幹部からも、今後の“3Dバブル”の到来を期待する声が聞こえる。

 コンテンツが出そろっていないなど課題はあるが、それでも各社は強気の見通しを出している。

 ソニーでは、薄型テレビ出荷台数全体の約10%、シャープでも5~10%を3Dテレビが占めると見ている。先行したパナソニックは、37型以上で約10%の構成比と見ていたが、「2010年度第4四半期(2011年1~3月)には、3割まで構成比が高まる可能性がある」として、国内で50万台としていた3Dテレビの需要予測を上方修正。100万台規模とし、そのうち50%のシェア獲得を目指すという。

世界初のフルハイビジョン3Dプラズマテレビを発売したパナソニック。プラズマディスプレイならではの速い動画応答性能が3Dに適しているとアピール(画像クリックで拡大)

既に米国で発売しているサムスンの3Dテレビ(画像クリックで拡大)