ビジネス用途のモバイルノートとして人気が高いパナソニックのレッツノートSシリーズ。長時間駆動を誇る同シリーズは、常にモバイルノートを持ち歩いている筆者としても気になる存在とあって、昨年、2回にわたってS8シリーズを取り上げている

 このとき目的としたのは、S8シリーズの最強モデルを探すこと。家電量販店などで購入できる店頭モデルと、直販サイト「マイレッツ倶楽部」で販売されている限定の2モデルを使って、基本性能による差を細かくチェックした。その結果、おすすめは駆動時間の長さでプレミアムエディションのSSD搭載モデルがイチ押し! という結論に至った。

 S8の実力を肌で知った筆者は、イチ押しと評した責任を取り、S8 プレミアムエディションのSSD搭載モデルを自腹で購入。仕事用のモバイルノートとしてこの3カ月ほど愛用している。毎日のように使っているが、約40秒の高速起動、複数のソフトを同時に立ち上げても快適に動く処理性能、そしてフル充電で丸1日作業できるスタミナ……と、期待どおりの使い勝手だ。正直、なんら不満のないモバイルノートなのだが、早くも気になる存在がお目見えした。モデルチェンジしたレッツノートのS9だ。

 S9をはじめ、ほぼすべての2010年春モデルは、CPUをCore 2 DuoからCore iへと切り替えている。このCPUの変更により、S9の処理性能はメーカー公称で1.4倍にアップしたと言う。ただし、熱設計電力(TDP)が25Wから35Wに上がったことで、カタログ値のバッテリー駆動時間は2時間も短くなり、店頭モデルが14時間、SSD搭載のプレミアムエディションが15時間になった。スタミナ重視の筆者としては「S8で良かった」と安堵したのだが、「意外とS9もバッテリーが持つらしい」という話を耳にして、にわかに心を動かされ始めた。

 実際に使うとS8とS9では、駆動時間の差はどの程度か? 処理性能1.4倍は本当なのか? レッツノートユーザーとして気になる点をチェックしてみたい。

CPUがCore iに変更されたパナソニックのS9シリーズ(画像クリックで拡大)

シリーズ名 S8シリーズ S9シリーズ
プレミアムエディション
(直販モデル)
プレミアムエディション
(直販モデル)
OS Windows 7
Professional 64bit
Windows 7
Professional 64bit/32bit
CPU Core 2 Duo P8800
(2.66Hz)
Core i5-540M
(2.53Hz、TB時最大3.06GHz)
メモリー
(最大)
DDR2 PC2-5300 2GB
(最大4GB)
DDR3 PC3-6400 4GB
(最大8GB)
ディスク容量 160GB SSD 256GB SSD
液晶 12.1型ワイド(1280×800ドット)
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
無線LAN 11a/b/g/n
Bluetooth
WiMAX 下り最大13Mbps、
上り最大3Mbps
下り最大20Mbps、
上り最大6Mbps
バッテリー
駆動時間
約17時間 約15時間
マイレッツ倶楽部で販売されるSSD搭載のプレミアムエディション。筆者が購入したS8と、最新のS9の基本性能がこちら。CPUだけでなく、メモリーやSSD、WiMAXの通信モジュールなどの性能もアップしている