本誌連載「週末が狙い目」では、アキバで見つけたお買い得品の情報を商品ジャンルごとに「新品」「未使用品」「中古品」の3種類に分けて掲載している。新品と中古品は文字通りで分かりやすいが、「未使用品って新品と何が違うの?」と感じた人も少なくないだろう。

 未使用品を定義づけると「新品商品とは異なる流通ルートで入荷した商品」を指す。販売店での呼び名は、未使用品以外にも「印付き新品」「箱破損品」「アウトレット」などさまざまだ。だが、何らかの理由でイレギュラーなルートで入荷した商品、という点はどれも共通している。

 ざっくり解説すると「商品の状態は基本的に新品と同じ」「価格は新品と中古の中間ぐらい」「新品と比べ、保証面で何らかの制約がある」といった具合だ。ほとんど新品と同じなのに割安に購入できるのはなぜなのか、保証面での違いとは何なのか、未使用品は買っても安心なのか、などの点をアキバの販売店に取材して探ってきた。

新品と比べ、未使用品は価格が数%~1割ほど安い!

 アキバの中古ショップを訪れると、店頭の一角に設置されたひときわ目立つショーケースが目に入る。化粧箱に入ったままの商品が整然と陳列されている様子は、素人目には新品と区別が付かない。

 だが、プライスタグの商品説明に目を向けると、「メーカー保証書に印あり」という注意書きが加えられていた。本来、製品に付属する保証書は購入する時点まで未記入であるはずだが、陳列時点ですでに販売店の印鑑が押してある。過去にどこかの販売店で一度販売された商品が買い取られ、未使用状態のまま店頭に並んで売り出されているのだ。

じゃんぱら秋葉原5号店内にあるショーケース。新品商品の展示コーナーかと思いきや、中にあるのはすべて未使用品だ。中古品と違って使用された経歴はなく、価格が新品と比べ割安なのが魅力(画像クリックで拡大)

こちらはじゃんぱら D-Style秋葉原の未使用品ショーケース。在庫は最新モデルが中心となっており、型落ち品が中心の中古にはない魅力がある。看板には「新品」との表記があるが、実際は未使用品である(画像クリックで拡大)

商品ごとに付けられているプライスタグには「検品時に箱を開封していること」「保証書に他店印が押されていること」が明記されている。このことから新品ではなく未使用品だと分かる(画像クリックで拡大)

未使用品が展示されているショーケースには、新品と同等のコンディションであることを強調する注意書きがなされていた(画像クリックで拡大)

保証書印付き商品の例。保証書に書き込まれた販売日の日付がごく最近であることから、他店で購入した直後に買い取りに持ち込まれたことが分かる(画像クリックで拡大)

携帯ゲーム機も保証書印付きの未使用品が販売されていた。商品自体は未使用でコンディションは新品と同じ。携帯ゲーム機は使用にともなうキズやバッテリーの劣化が気になるが、未使用品ならばその心配はない(画像クリックで拡大)

 このような状態の商品は、中古業界では俗に「印付き」と呼ばれる。中古ショップに限らず、基本的に新品商品を扱う激安ショップなどでも扱われることが多い。

 印付き商品は、家電量販店の価格と比べて10~15%程度、「価格.com」などで掲載されている通販ショップの最安値よりも数%は安い。だが、保証書に他店の印と日付があることから保証期間が1年未満と短かったり、購入した販売店のサポートがなくメーカー保証頼りになるのが一般的だ。