MVNO(仮想移動体通信事業者)による通信事業を展開する日本通信は2009年12月2日、新サービス「もしもしDoccica」の提供を発表した。従来提供しているデータ通信に加え、IP電話による音声通話サービスにも対応したというのが大きな特徴だが、このサービスの向かう先にはスマートフォンの姿も見えてくる。

Doccicaが音声通話にも対応

 日本通信が現在提供しているサービスに「Doccica」がある。これは3Gによるデータ通信サービスの1つだが、プリペイド方式の都度課金で、かつ定額料金ではなく時間による従量制の仕組みを採用しているのが大きな特徴となっている。

 また、同社は自社でインフラを持たず、他社の携帯電話網をレンタルしてサービスを提供するMVNOである。Doccicaの場合、NTTドコモのFOMA回線を借りてサービスを提供していることから、サービス内容には違いがあるものの、NTTドコモと同じエリアでの利用が可能だ。

 そのDoccicaの新サービスとなるのが、今回発表された「もしもしDoccica」である。とはいっても、データ通信に関するサービス部分は特に変更はなく、新たに“音声通話”が可能となったのが特徴となっている。

 音声サービスというと、「音声通話ができる端末が投入されるのだろう」と思われがちだが、端末は従来と同様、データ通信専用でUSBタイプの端末である。ではどうするのかというと、パソコン上から専用のアプリケーションを用いることで、音声通話ができるようになるというのである。

新サービスの「もしもしDoccica」。端末やデータ通信関連のサービスは従来と同様だが、新たにPC上でIP電話による音声通話が可能になった(画像クリックで拡大)