シリコンフリーのシャンプー、ソープ類…
アメニティグッズにこだわりあり

 カフェで2時間程過ごして戻ると、今度こそ着替え、汗を流すことにした。壁面の棚にストックされているシャンプー、コンディショナー、ボディソープとタオルをピックアップしてシャワーブースへ。棚にはほかに歯ブラシ・歯磨きチューブも並べられている。これらのアメニティグッズはすべて9hオリジナル開発品だ。

 玉の肌石鹸と開発したシャンプー、ソープ類は髪と肌にやさしいシリコンフリー。甘く深みのあるリンデンブロッサムの香りが心安らぐ。これは、香りにうるさい女性でも納得しそうだ。毛足の長いエジプト綿を使用したタオルの肌触りはもちろん気持ちいい。アメニティグッズの開発には相当の手間をかけているのがはっきりわかる。従来の“どうせ寝るだけ”のカプセルホテルでは考えられないレベルの高さだ。

 シャワーブースの奥は細い通路につながっていて、その通路をたどると男性が4人くらいは入れそうな浴槽が。これは、意外だった。事前の情報ではシャワーはあるが、浴室はないと聞いていたからだ。あとで分かったことだが、京都では宿泊施設は浴室があることが義務づけられているので、設置したということらしい。今後、浴室の設置が求められない自治体に進出する場合には、シャワーブースだけということになりそうだ。ホテルのコンセプトからすると不本意なのかもしれないが、浴槽につかって足を伸ばせるというのはうれしかった。

 先に、先斗町や祇園で飲んでも歩いてこられると書いたが、だからといって安心してぐでんぐでんに酔っぱらって泊まるのは、つらいかもしれない。ロッカーとシャワーのあるフロアには椅子がない。自販機も売店もテレビもない。カプセルに寝転がる前にちょっとくつろぐという場所がないのだ。サウナ&カプセルといった施設を愛用する従来の客層には、これは違和感があるのではないだろうか。

洗面スペース。ここにも椅子がない(画像クリックで拡大)

洗面台に置かれたハンドソープのボトル。(C)Nacasa & Partners(画像クリックで拡大)

右からシャンプー、コンディショナー、ボディソープ。製造は玉の肌石鹸。(C)Nacasa & Partners(画像クリックで拡大)

歯ブラシの柄は透明。歯磨き粉はキシリトール入り。(C)Nacasa & Partners(画像クリックで拡大)

シャワーブースの前。右手の壁面にバスタオル、ハンドタオルが並ぶ(画像クリックで拡大)

シャワーブースの中はこんな感じ。デカヘッドのメタルシャワー(画像クリックで拡大)

シャワーブースの奥のドアから浴槽につながる通路に出る(画像クリックで拡大)

濡れたタオルと着終えた館内着はこちらへ(画像クリックで拡大)

ドライヤーとティッシュの収納もこのように設計されている(画像クリックで拡大)