ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はWindows タッチに対応したThinkPad T400sを取り上げる。ビジネス向けのノートなのになぜタッチが必要?と疑問を抱き、どう使うべきなのかに興味を持った。T400sは何度か買う寸前で二の足を踏んだという戸田氏。タッチ機能付きのモデルの使い勝手とは?

 Windows 7が登場し、前評判通りによく売れているようだ。僕自身も、テスト以外のパソコンはどんどんWindows 7に移行させている。レスポンスもよく、なかなか快適に利用できているのだが、ちょっと残念なこともある。使い始めてしまうとWindows Vistaとあまり変わらないのだ。Windows 7ならではの機能や操作性も確かにあるが、大きな目玉をまだ使い込んでいないから、そう感じるのだろう。

 Windows 7ならではの目玉は、個人的に二つあると考えている。一つは地デジ(デジタル3波)に対応したWindows Media Centerだ。これで、テレビパソコンがより身近 になることは間違いない。もうひとつが、最近よく取り上げているWindows タッチである。Windows タッチがヒットするか否かに、とても関心を抱いているのだ。画面に直接触れて操作するという、これまでには無かった新しいインタフェースが受け入れられるかどうかが、興味深いのである。

 タッチ対応のPCは、主に大型のデスクトップが中心だが、富士通からはノートも登場している。今回借りたのもノートで、ThinkPad T400sのWindows タッチ対応モデルだ。

ThinkPad T400sは、非常に魅力的なモデル。モバイルにはやや重いが、非常にスリムだ(画像クリックで拡大)

 レノボのラインアップで、ThinkPadは主にビジネス向けと位置づけられている。コンシューマ向けにはIdeaPadというラインアップが用意されているのだ。

 果たしてビジネス向けのノートに、タッチが必要なのだろうか? もちろん、タブレットPCならよくわかる。ThinkPad X200は、ペンとマルチタッチに両対応したモデルを用意しており、日頃X61タブレットを利用している僕としては、個人的にかなり欲しいと思っている。だが、ThinkPad T400sのタッチ機能は、指のみでペン入力には対応しないのだ。いったい、どう使うべきなのか? 非常に興味深いぞ。

キーボードは非常に打ちやすく、ThinkPadらしい使い勝手の良さ。借用したのはエイジキーボードのモデルだ(画像クリックで拡大)

タッチパッドとトラックポイントを両方搭載し、好きな方を使える(画像クリックで拡大)