「激安B級グルメ」は気になるけど、「ミシュランガイドに載るような高級レストランなんか興味ないし、そもそもお金ないし・・・」なんて言ってるそこのあなた! そんなあなたでもミシュランガイドを楽しめるとっておきの「裏ワザ的な遊び方」を発見してしまったので、よかったら覗いていってください。ひとたびミシュランガイドの新しい「遊び方」、もとい、「使い方」を知ったならば、厚さ2センチ強、重さ450グラム超の赤いガイドブックを携えて、京都、そして大阪という街を、あたかも探偵にでもなった気分で、すみずみまでくまなく歩いてみたくなること請け合いです。今年発売された『おひとり京都の愉しみ』(柏井壽/著、光文社新書)や『おひとりさまの京都』(葉石かおり/著、ブックマン社)、『京都美味案内』(関谷江里/著、扶桑社)といったベストセラー同様、京都や大阪を探検するのに欠かせない一冊であることに今さらながらに気が付かされることになるでしょう。新しい旅のスタイルの提案でもある拙著『地団駄は島根で踏め~行って・見て・触れる<<語源の旅>>』(光文社新書)に負けず劣らず、『ミシュランガイド京都・大阪2010』は「謎解きと美味の旅」という新しい旅のススメでもあることに驚かされるにちがいありません。ミシュランガイドには、読む人を美味しい旅へと誘う粋な仕掛けと演出、そして「秘められたメッセージ」が隠されていたのです。

 キーワードは、「掲載拒否店の風景写真」です。

 ということで今回は、「ミシュランガイド掲載拒否!全20店の謎を解く☆京都・大阪ミステリーツアー」と題してお送りします。

 ミシュランガイド片手に、いざ、謎を解く旅へ!!

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 ・・・と煽(あお)るだけ煽って・・・その前に、居酒屋トークに使える話のネタをひとつ。

 『ミシュランガイド京都・大阪2010』に関しては、「ミシュランは、なにわの庶民の味!コナモンの店を無視するのか!!」「ああ無念、コナモン未掲載」「コナモン載らないでほっとした」などなど「コナモン」(お好み焼き、たこ焼き、イカ焼きなど)論議が噴出。でも、ちょっと待った! そもそもミシュランガイドは、B級グルメまでを網羅するいわゆる「タウンガイド」ではないですし、そうした情報は、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で提供されているんですけど・・・なんていう公式見解以前に・・・・みんな、ちゃんとミシュランガイドを手にとって見てますか? 『ミシュランガイド京都・大阪2010』は、よく見ると実は、隅(すみ)から隅まで「お好み焼き」だらけなんですよ!

 え? どこに?

 ほら・・・「京都・大阪」版は、前半が京都、後半が大阪という構成になっていますよね。で、大阪エリアのお店を紹介しているガイドブックの後半(281~471ページ)をよく見てください。基本的に1軒につき見開き2ページを割いているミシュランガイドの・・・右側のページの、右下の隅っこに・・・ねっ! ミシュランマンがお好み焼きにチャレンジしているパラパラ漫画が!

 ミシュランマン(ビバンダム君)が両手にコテを持って、関西人もびっくりの“コテ返し”に挑戦。それも一度ならず二度までも。ふわふわ系がお好みなら二度はコテ返しはしませんから、ミシュランマンはおそらくしっかり系が好きなんでしょうね。おそらくこのあとドロドロのソースをたっぷり塗って、カツブシと青のりをふりかけて、仕上げにマヨネーズを網の目にして・・・。

 ちなみに、京都のレストランやホテル・旅館を紹介しているガイドブックの前半部分では、ミシュランマンが茶道に挑戦しているパラパラ漫画が掲載されています。うっかり星の数だけを気にしていると見逃してしまいがちなこのパラパラ漫画ですが、ミシュランガイドが、その国、その土地の食文化に対して「リスペクト」をもって調査にあたっているということのさりげない意思表示なのです。絶対そうです。参考までに『ミシュランガイド東京2009』では、ミシュランマンは蕎麦をたぐっていました。11月に発売される『東京2010』のパラパラ漫画が今から楽しみです。

 さて・・・それではいよいよ本題です。

 いざ、「ミシュランガイド掲載拒否!全20店の謎を解く☆京都・大阪ミステリーツアー」へ!