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民族的な雰囲気の漂うチュニックが印象的なコートディネート。トップスの素材感がやや重いがジーンズとシューズに適度な肌露出があり、清涼感を与える(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます)

 ファッション誌では秋冬の流行予想が盛んに論じられる季節になった。そんななか、去年空振りだった「フォークロア」が今年は「民族系ファッション」と名を変えて有力候補として位置づけられている。

 去年とは変わり、ストリートでもフォークロア色の強いアイテムが人気。女性を中心に北欧やエスニックテイストを含んだコーディネートが増えている。民族系ファッションと呼ばれるもののうち、代表的なのは「フォークロア」と「ボヘミアン」スタイルだろう。

 フォークロアは、世界の民族の影響を受けたファッションのこと。世界といってもアジアやアフリカ圏の要素はあまりなく、南米や北欧の要素を含んだものが多い。一方、ボヘミアンは、チェコのボヘミアン地方の民族ファッションを指している。この2つ以外にエスニック系スタイルというのもあるが、ひとまとめで民族系ファッションと呼ばれることのほうが多く、あまり明確な区別はされていない。

 民族系ファッションが今注目されているのは単なる偶然ではなく、今春話題となった“森ガール”が関係しているようだ。

 森ガールは、“森にいそうな格好の女性”を指す。新しいスタイルとして注目を集めたが、実はフォークロアやボヘミアンスタイルなどを取り入れたコーディネートが多く、民族系ファッションとの共通点が多い。