2009年8月7日にTCA(電気通信事業者協会)が発表した今年7月の携帯電話契約数において、長きにわたって純増数1位を記録したソフトバンクモバイルが首位を明け渡し、代わりにNTTドコモが2006年4月以来約3年ぶりにトップに立ったことが判明した。この結果は、両社にどのような変化が起きていることを表しているのだろうか?

ソフトバンクモバイルが26カ月連続首位の座を明け渡す

 今回TCAが発表した携帯電話契約数における大きな変化は、やはりソフトバンクモバイルが“純増数首位の座”を明け渡したということだ。

 発表された資料によると、今年7月における各事業者の純増数はそれぞれ、NTTドコモが14万3600、auが5万6600、ソフトバンクモバイルが13万7600、イー・モバイルが7万6100となっている。その差6000と大きくはないものの、NTTドコモがソフトバンクモバイルを上回ったというのは事実である。

 ソフトバンクモバイルは、2007年5月に純増数で首位となって以降、2009年6月までの26カ月間、首位をキープし続けてきた。だが徐々に他社との差は縮まる傾向にあり、ここ最近はNTTドコモやイー・モバイルに僅差まで詰め寄られることも多かった。事実、今年6月の純増数はNTTドコモとたった500差。振り返ってみれば首位交代は時間の問題であったといえるのかもしれない。

 無論、来月以降再びソフトバンクモバイルが巻き返すという可能性もないとは言えない。だが、ここ最近の同社の傾向を見ると、その可能性はあまり高くないように感じている。

携帯電話事業者別契約純増数の推移(電気通信事業者協会(TCA)発表資料を元に作成)(画像クリックで拡大)