6月末に発売が始まった「iPhone 3GS」は、入荷待ちになる量販店が続出するほどの人気ぶりだ。旧モデルのiPhone 3Gを使っていたユーザーが機種変更で乗り換えるケースも多いようだ。

 だが、今の段階で機種変更すると、iPhone 3Gの料金割引がなくなる。月々の負担が急激に大きくなってしまうのだ!

iPhone 3G契約途中での機種変更は、料金面で大幅に不利!

 iPhone 3GSの人気は高まるばかり。2008年のiPhone 3G登場時ほどの大騒ぎにはなっていないが、売れ行きはかなり好調で、多くのユーザーが新しいiPhone 3GSに注目している。新規でiPhone 3GSを買う人もいれば、旧モデルのiPhone 3Gからの乗り換えを考えている人も少なくない。

 特に、iPhone 3Gの登場直後に購入した熱烈なiPhoneファンほど、今すぐにでもiPhone 3GSが欲しいと思っている人が多い。では、機種変更した際の月々の出費はどうなのだろうか? iPhone 3GからiPhone 3GSへ機種変更をしたケースを中心に、支払額をチェックしてみたい。

 実は、2つの理由により、機種変更した際の負担額は高くなる。その理由は「月月割(旧名称:新スーパーボーナス特別割引)」がiPhone 3Gで消滅すること。機種変更時の端末価格も、新規契約と比べてやや高めに設定されている。

 筆者の友人のケースを紹介しよう。彼はiPhone 3Gを所有しているが、熱烈なファンであるため、早くもiPhone 3GSへの乗り換えを検討している。

 iPhone 3Gは、2008年7月に16GBモデルを新規契約で購入した。この際の実質負担金は1440円/月。それから1年が過ぎ、今年の7月にiPhone 3GSの32GBモデルを買おうとしている。iPhone 3GSの機種変更の実質負担金は1260円/月だ。そこで、友人はこう考えた。

・iPhone 3Gの実質負担金は1440円/月(2年ローン時)
・iPhone 3GSの実質負担金は1260円/月(2年ローン時)
・ローンの重複期間があるが、その時の負担額は上の2つを合わせて2700円/月のはず…

 ローン重複期間の支払額は、2機種の実質負担金を足した2700円/月のように思える。ところが、この計算は完全に間違っている。2機種のローンの重複期間(おおむね1年間)の本当の負担金は、なんと4620円/月にもなるのだ!

▼iPhone 3Gのローン途中でiPhone 3GSへ機種変更した場合の実質負担金の変化

 理由は「実質負担金」の仕組みにある。実は、2年ローンの途中で機種変更をすると、料金に対する割引である月月割がなくなってしまうのだ。それを受けて「実質負担金」は無効となり、割引のない本来のローン金額を支払う必要が出てくる。