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 ここ数年、さまざまな形や色のサングラスが登場している。その中でも、近未来を感じさせる特徴的なフォルムの「サイバーサングラス」がストリートで浸透中だ。

スポーティーな着こなしにピンクやライムグリーン、チェックなどポップさを加えたスタイル(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます)

 サイバーサングラスが注目を浴びたのは、「フューチャリング」を題材にしたブランドがコレクションで使用したことが大きい。いかにして近未来をアパレルに取り込むかがテーマだったが、自然素材では難しい。そこで、無機質でフォルムを作りやすいプラスチックを使用したサングラスに多くのデザイナーが注目した。

 モード界で話題を博したこのサングラス。インパクトが強く、実際にリアルクローズとして着用できるのかという疑問もあったが、原宿を歩く若者にはすでにこういったアイテムはおなじみだった。

 もともと特殊な形のアイウェアが注目され始めたのは、「ニューレイヴファッション」と呼ばれる新たなスタイルが確立され始めたころから。ニューレイヴとは、「ニューウェイブ」と「レイヴ」を合わせた造語で、いわゆる蛍光色やビビットカラーが特徴のクラブ系ファッションだ。俗に言う「サイバーファッション」とは違い、もう少しスポーティで、クラブで踊ることを想定している。そのため、無駄な装飾がないのも特徴だ。

 このファッションに身を包んだアーティスト達が、カラフルなフレームのサングラスやサイバーサングラスを着用し始めたことでブームが拡大。多くのショップやブランドからさまざまなサングラスが売り出されるようになった。

 このクラブ系ファッションのアイウェアをややモード寄りにしたのが、サイバーサングラスというわけだ。曲線的なシルエットで眉まで覆うデザインが多いクラブ系アイウェアとは違い、サイバーサングラスは直線的なフォルムで無機質さを出すことが多い。そこが決定的な違いだろう。