半ば強引な抱き合わせ販売をする大手量販店も!

 実は、100円パソコンの手法はどんどんエスカレートしている。イー・モバイル契約+ネットブックだけでなく、別の契約を抱き合わせするショップも出てきた。

◆公衆無線LAN契約を抱き合わせ

 大手量販店が実施しているのは、イー・モバイル契約に公衆無線LANの契約を抱き合わせるもの。月額500円程度がプラスされるものの、「100円パソコン」として値札を付けている。

 いつでもネットに接続できるイー・モバイル契約があるのに、さらに公衆無線LANの契約をさせるのはかなり疑問がある。イー・モバイルのみの契約よりも、スペックの高いネットブックが用意されることが多く、これにだまされて選んでしまう人が多いようだ。

◆光インターネット契約と抱き合わせ

 光インターネットの契約と抱き合わせる手法も、大手量販店のほとんどが実施している。ネットブックではなく本格的なノートPCが選べたり、プリンターなどの周辺機器も付けることで「よりおトク!」と宣伝しているところが多い。

 このような形態での販売が、名だたる大手量販店で当たり前のようになされているのである。もちろん、契約の中身や必要な料金をすべて理解し、納得したうえで買うならば問題はない。2年間、すべてのサービスをフル活用するつもりならば内容に見合った出費であり、問題ないからだ。

 しかし、実際には「ネットブックがあると便利そう」「100円なら買ってもいいか」程度の知識や判断で手を出す人が多い。そのような軽い気持ちで100円パソコンを安易に購入すると、予想外の出費がのしかかってくることを忘れてはならない。

 契約の内容をきちんと理解したうえで、月々やトータルでいくらの負担が発生するのか、それが自分の使い方において割安なのか、ということをしっかり考えてから購入するべきだろう。

筆者

三上 洋(みかみ よう)

◇携帯電話とセキュリティーが専門のテクニカルライター。「ケータイBEST」(ソフトバンク クリエイティブ)や「Yomiuri Online サイバー護身術」(読売新聞社)などの執筆のほか、テレビや新聞などにコメントを寄せることも多い。ケータイ料金を徹底分析してケチケチ節約することが生きがい。「ライター三上@仕事場」で個人ブログを公開中。