国内最大の衛星通信施設

 先頃、KDDIは2つの衛星電話サービスを発表した。ひとつは66機の衛星と通信することで全世界をカバーする「イリジウム」。もうひとつは3万6000km上空にある3機の衛星で全世界を網羅する「インマルサット」と呼ばれる衛星を使ったサービスだ。インマルサットの場合、電話だけでなく高速データ通信が使えるのがメリットだという。

 インマルサット対応の電話機で日本に向けて通話する場合、衛星を経由して届く先が山口県にあるKDDI山口衛星通信センターだ。ここは国内最大の衛星通信施設でもある。では、いったいどんな場所なのか。興味があって行ってみた。

 山口宇部空港からクルマで1時間弱のところにKDDI山口衛星通信センターはある。周りは山に囲まれた実に閑静な場所だ。クルマで施設に近づくと、うっすらと白い大きなパラボラアンテナが見えてくる。敷地内には18基の大小様々なパラボラアンテナがある。自然のなかに大きな白いパラボラアンテナが点在する様子はかなり壮観だ。

通信所全景。山口宇部空港から約1時間のところにある。山に囲まれ通信障害が少ないというのが立地の条件でもある(画像クリックで拡大)