「戸田覚の1万円研究所」では実売価格1万円以下の周辺機器やサプライ品などを自腹で購入し、独自の目線で検証していく。第79回は、ブラザーの複合プリンター。フラットベットスキャナーより安い価格に驚いたと言う戸田氏の評価は!?

高さ15cmの薄型複合機。プリンター、スキャナー、コピー機として使えるほか、パソコンなしでデジカメなどの画像を印刷できる。製品情報はこちら
今回買ったもの
リビング複合機

「MyMio」DCP-165C

(ブラザー)

購入価格:9140円


 予算1万円の当研究所としては、プリンターは最も気になる“大物”の1つだ。たまにプリンターを取り上げるのだが、そのたびに値下がりぶりに驚かされる。今回も、オドロキの製品を見つけたので、早速検証してみることにしよう。

 物はなんと9140円の複合機だ! この価格はヨドバシ・ドットコムのプライスで20%の還元があるので、実質7000円台で買えることになる。価格.comで調べてみたら、7770円で販売されているではないか。高級プリンターのインクセット並みの価格である。

 そもそもプリンターは、消耗品の売上を狙ったビジネスモデルだ。つまり、本体であまりもうからなくてもインクの買い足しで利益を出そうというわけだ。頭では分かっているのだが、それにしても安いじゃないか。例えば、一番安価なフラットベットスキャナーでも普通1万円ほどする。解像度や付属ソフトなどに違いがあるとしても、「とりあえず、フラットベットスキャナーが欲しい」と考えているユーザーは、この複合機を買ってしまったほうが安いのだ。極論だが、一度も印刷しなくても元が取れる可能性はあるわけだ。まあ、インクが売れないとメーカーとしては厳しいだろうが……。

 ということで、早速オーダーしたのだが、到着した本体はなかなかコンパクトで良い。重さ7.1kgと複合機としてはかなり軽い部類だ。使わないときには、倉庫などにしまっておくような使い方にもギリギリ対応できるだろう。ただし、デザインはさすがに良いとは言えない。オフィスで使うなら違和感のない外観だが、家庭で使うには多少ビジネスライクすぎるデザインなのだ。最近は黒っぽいカラーで高級感を出している複合機が多いので、特にそう感じるのかもしれない。

今回購入した「DCP-165C」は、9140円の20%還元と驚異的な安さの複合機だ(画像クリックで拡大)

本体のふたを上げると、フラットベットスキャナーとして利用できる。1200dpiと解像度は高くないが、普通のカラーコピーなら十分だ(画像クリックで拡大)