もし、毎日必ず持ち歩いている荷物を何か? と尋ねられたのなら、ケータイ、モバイルノート、そしてデータ通信端末と答えることだろう。公衆無線LANも多用しているが、導入している店舗が限られる。また、導入している店舗でも、座った場所によっては電波状態が悪くて接続できないこともある。そんなときに出番となるのがデータ通信端末というわけだ。

 最初からデータ端末で済ませればいいのでは? と思われるかもしれないが、バッテリー駆動が基本のモバイル利用時は、できるだけ消費電力を抑えたい。いろいろ試してみたが、その結果、無線LANを利用したほうがデータ端末を使うよりも長い時間パソコンを利用できるという結論が出て、補完的にデータ通信端末を利用するようになった。

 また現在利用しているイー・モバイルの「スーパーライトデータプラン(にねん契約)」は、月額2000~5980円という上限額設定ありの半従量制。できれば1カ月の利用時間を減らして、接続料を抑えようと考えてきた。しかし、毎日のように使っているためか、どうしても毎月上限額の5980円に達してしまう。なんとか安く済ませられないかと思案していたところに、逆転の発想を生む機器が目に飛び込んできた。モデムの代わりに、データ通信端末を使ってネットに接続できるという無線LANルーターだ。

 つまり毎月、上限額まで使っているのなら、もっとイー・モバイルを活用して自宅のネット環境もこれ1つで済ませてしまおうというわけ。普通、データ通信端末は1機あたり1台のパソコンでしか使えない。だが、データ通信端末対応の無線LANルーターを使えば、2台以上のパソコンをネット接続できようになる。「毎月6000円も支払って1台しかネット接続できないのか……」と嘆いていた方にも朗報だろう。

 そこで気になるのは、使い勝手と通信速度だ。今回は発売されたばかりのアイ・オー・データ機器の「WN-G54/DCR」と、ワイヤレスゲートがヨドバシカメラで限定発売する「ワイヤレスゲート ホームアンテナ for イー・モバイル」の2機種を使って、その実力をテストした。

用意した機材は、アイ・オー・データ機器の「WN-G54/DCR」と、ワイヤレスゲートの「ワイヤレスゲート ホームアンテナ for イー・モバイル」。これにイー・モバイルのデータ端末「D02HW」「D21LC」「D02NE」を接続してテストした(画像クリックで拡大)

※記事内の実行速度調査は、編集部独自によるものです。通信エリアや利用環境によって、テスト結果との差が生じます。記事内容は、快適な通信環境を保証するものではありません。