今年、星を失った店は18軒。
 泣ける話がありました。

 まずは「消えた星リスト」から…

(ナシ)
植むら本店 (築地) 和食
未掲載
トゥエンティ ワン (西新宿)
*休業 → 閉店
フランス料理
未掲載
あら井 (六本木)
*閉店
和食
未掲載
アルバス (銀座) フランス料理
未掲載
オオハラ・エ・シーアイイー (西麻布) フランス料理
未掲載
キャーヴ ひらまつ (西麻布) フランス料理
未掲載
久兵衛 (銀座) 寿司
未掲載
クチーナ・ヒラタ (麻布十番) イタリア料理
未掲載
さざんか (虎ノ門) 鉄板焼
未掲載
ザ・ジョージアン・クラブ (西麻布)
*閉店
フランス料理
未掲載
シェ・イノ (京橋) フランス料理
未掲載
招福楼 (丸の内) 和食
未掲載
なだ万 ホテルニューオータニ店 (紀尾井町) 和食
未掲載
花山椒 (汐留) 和食
未掲載
ブノワ (青山)
*閉店 →12/4再オープン!
現代風フランス料理
未掲載
六雁 (銀座) 新日本料理
未掲載
ラ・トゥーエル (神楽坂) フランス料理
未掲載
リストランテ濱崎 (南青山) 現代風イタリア料理
※店名表記は「ミシュランガイド東京2009」に準拠

  と、昨年と今年のミシュランを比較しながら便宜上リストを作成してはみたものの、「消えた星」を数える行為はあまり美しくないなぁ、と感じる自分がいます。それでもあえて話を進めていくことにします。なぜならそこに、心打たれる物語があったからです。

 その前に、ミシュランガイド総責任者ジャン=リュック・ナレ氏が、AFP通信のインタビューで語ったところによると、今回、星が消えた理由は、大きく以下の3つです。

 (1) オーナーチェンジ
 (2) シェフの交代
 (3) 閉店

  加えて、ナレ氏がもっとも重要なキーワードとして挙げる言葉に「consistency(コンシステンシー・一貫性)」があります。誰がいつ行っても満足できる一貫性のあるレストラン。軸の定まったブレないレストラン。そのうえで、時代の「今」を感じることができて、つねにチャレンジしていて、いきいきと躍動感があって、力強く、それでいて繊細な、喜びに満ちあふれた料理。

 首尾一貫しているか?
 ブレはないか?

 グサッ・・・と心にささります。
 その問いかけは、ガイドブックに掲載するレストランの選択という問題をはるかに超えて、すべての人に、自分自身の生き方のスタイルを問うているのではないかとさえ思えてきます。

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