パナソニックのBDレコーダー「ブルーレイDIGA」の新シリーズ「DMR-BW730/830/930」が好評だ。BWシリーズはダブルチューナーを搭載した上位クラスのBDレコーダー。最新モデルは新機能を豊富に盛り込んで大きく進化しており、多くの録画ファンの支持を得ている。筆者としても久々に「欲しい!」と思えるレコーダーが出たという印象だ。DIGA開発者へのインタビューで、進化したBWシリーズの魅力を探ってみよう。

パナソニックが2008年9月1日に発売した「ブルーレイDIGA DMR-BW930」(画像クリックで拡大)

ユーザーのニーズを重視して設計に反映

増田: 最初に新しいBWシリーズの設計コンセプトについてお聞かせください。

パナソニック AVCネットワークス社  ネットワーク事業グループ ビデオビジネスユニット 商品企画グループ ビデオ商品第一チーム 主事 神高知子氏(画像クリックで拡大)

神高氏: 今回のシリーズを「きれい・かんたん・つながる・エコ」というコンセプトで設計しています。「きれい」は5.5倍の高画質録画で、「かんたん」はダブルオートチャプターと新GUIで、「つながる」はムービー連携とアクトビラダウンロード対応で、エコは大幅な省電力化などで実現しています。

増田: 今回のシリーズを見ると「ダブルオートチャプター」のように、ユーザーの要望が多く実現されているという印象を持ちました。設計にあたっては意識されたのでしょうか。

神高氏: 「ビギナーの方々にも使いやすいレコーダー」というのがDIGAの基本コンセプトですが、BDレコーダーの時代になって、初期ユーザーである録画ファンの方々のご要望も多くいただくようになりました。最近はビギナーの方でも、ネット掲示板などでレコーダーについての専門知識を得ています。情報を発信している録画ファンの方々のご意見は、以前にも増して大切になってきたと切実に感じています。設計に先立って、他社とのベンチマークを取って改善点を洗い出していますし、流通やユーザーアンケート、ネットなどから地道にご要望を拾っています。これらをまとめて改善点の一覧表を作り、設計に反映させました。

新シリーズでは番組本編とCMとの境目にチャプターマークを付ける「オートチャプター機能」を搭載した。2番組同時録画時に、どちらにもオートチャプター機能を利用できるのは、他社モデルにもない機能だ(画像クリックで拡大)