最大の特徴が液晶だ

 このモデルの最大の特徴は液晶である。同時に発売されたビデオエディションと比べると、テレビチューナーがないのに価格は高い。液晶には相当なコストがかかっていることは、想像に難くない。RGBの独立したLEDバックライトを採用し、光源自体の色純度を上げることでAdobe RGBカバー率100%を達成しているという。性能としては、プロ用モニター並というわけだ。

 能書きはさておき、実物を見てみよう。その筋の知識がない人は、ちょっと拍子抜けするかもしれない。なんとも普通の画質に思えるのだ。やたらに色濃くチューニングされた、500カンデラ近い輝度のAVノートと比べると、地味な色合いに見えてしまう。

 だが、これでいいのだ。この液晶こそが、写真編集には欠かせないのである。入力機器のカメラからパソコンを経由してプリンターで出力するまで、統一した正しい色を再現するのが狙いだ。そのための機能が「カラーマネジメント」だ。ノートパソコンでは珍しい色温度の設定機能もある。

 常に正しい色を求める写真好きにとっては、たまらない液晶であることは間違いない。解像度は、もはや大画面液晶の標準となりつつある1920×1080ドット。作業領域が広いので、写真を編集する作業も非常に楽になせる。プリインストールされている「Adobe Photoshop Lightroom 2」を使った編集作業もストレスなくできる。「Adobe Photoshop Elements 6」もバンドルされている。後者は今後登場する最新版の「Adobe Photoshop Elements 7」への無料アップデートにも対応して欲しいところだ。

液晶はアンチグレタタイプで豊かな発色が特徴だ(画像クリックで拡大)