各地で行われている野外フェスティバルの盛り上がりや富士登山ブームを背景に、若者たちの間で、アウトドアブランドの人気が再沸騰している。東京・原宿に今夏相次いでニューオープンしたアウトドアブランド、グレゴリーとマムートの取り組みを追った。

「GREGORY(グレゴリー) TOKYO STORE」、日本第1号店が原宿にオープン

 7月4日、アウトドア用品の輸入販売を担うエイアンドエフ(本社:新宿区)は「GREGORY(グレゴリー) TOKYO STORE」をオープンした。今回の出店は、日本第1号店となる。同社のマーケティング部・増井琢也さんに話を聞いた。

「GREGORY」は1977年に創業。本格的な登山用バックパックから日常向けデイパックまでを扱うバッグブランド。最近では、「Backpacker Magazine」や「Popular Science」「National Geographic Adventure」など、米国の幅広い専門誌でパックアワードを受賞。数多くのバックパッカーから高い指示を得ている。

 A&Fは今年が創業30周年。同社の売り上げの半分を占めるグレゴリーの、今後のさらなる成長を狙い日本第1号店を出店した。出店場所を原宿に決めたのは、「若者のトレンドの発信地だから」(増井さん)。また、ノースフェイスやパタゴニアなどのアウトドアブランドが密集しているエリアでもあり、アウトドアブランドを目当てに訪れる客が足を伸ばしやすい環境であることも大きい。

「そもそも日本でアウトドアブランドの人気がでたのは、1980年代のアメカジブームの頃。その後落ち着きを見せましたが、近年、トレイルランニング(※)や富士登山、野外フェスティバルなどの人気で、アメカジテイストが復調の動きを見せています」(増井さん)。出店の時期がアウトドアブームと重なったことを機に、今後さらにブランドの本質を高めていきたいと話す。

※トレイルランニング……山道などの舗装されていない道を走ったり早足で歩いたりするアウトドア・スポーツ