気がつけばパソコンのモニターをにらみつけること数時間、肩はバリバリ、目はショボショボ、疲れて能率も落ちてきた。やっとの思いで時間をやりくりして出たミーティング、延々と続く不毛なやりとりにイライラ……てな毎日をお過ごしのみなさまに代わり、仕事の合間にできるリフレッシュ&リラックス法を探る本シリーズ。第1回目のテーマは「お茶」。めんどうな作法は一切抜きの「お抹茶タイム」のすすめです。

「最近はオフィスでお茶をいれる機会がめっきり減り、ペットボトルが主流になってしまいました。水分補給だけが目的なら水を飲めばすむところを、我々の先祖は何千年も前に嗜好飲料としてお茶を選択した。それは、カテキンやカフェインのリラクゼーション効果だけでなく、お茶を入れるプロセスそのものに意味があるからなんですよ」と、昨今のオフィスのお茶事情を嘆くのは、日本茶インストラクターで、「茶の思月園」(東京・赤羽)店主の高宇政光さん。「第二次世界大戦のロンドン大空襲の際も、ロンドンっ子たちは午後のお茶の時間をちゃんと取ったと言います。激しい緊張を強いられるからこそ、お茶を入れて一息つきたかったのでしょう」。

「茶の思月園」(東京・赤羽)(画像クリックで拡大)