世界に広がる? ケータイポップコーンの輪

 電子レンジで作るポップコーンがある。原理としては電磁波によって水分を振動させ、熱を発生させるのだが、ケータイの電磁波でもポップコーンが作れるだろうか。あたかもそれを実験したかのような動画が「YouTube」で公開され、話題になった。タイトルは「Pop corn with cell phones !」と英語だが、登場人物は日本人。会話も日本語だ。

4台のケータイの間に置いた数粒のトウモロコシの豆がはじけてポップコーンになるかのように見える動画

 この動画だけなら、それほど騒ぎにはならなかったかもしれない。ところが英語を話す3人による映像「WHO CAN EXPLAIN ?????」でも同じ実験をしていた。さらにフランス語を話す3人が類似の実験を行う「Pop corn with cell phones : the French version」も。さらにさらに「The popcorn cell phone stuff another US made video」というのもあった。

 なんだか世界中でケータイポップコーンが作られているみたいだが、前述4点の映像はすべて米国在住の同一人物によって投稿されたもの。つまり、ネタ元は1つということだ。「Pop corn with cell phones !」で使われているケータイが日本のモデルではないという指摘もあるので、海外で製作されたものなのかもしれない。

 結果は数日後の12日に分かった。やはりバイラルマーケティングビデオだった。作成したのは、Bluetoothヘッドセットを販売する米国CardoSystems社だった。「ケータイでポップコーンはできないけれど、同社のハンドセットを使うと有害電波の99%がカットできる」という広告だ。