韓国女子中高校生たちが集まった理由

 5月に入り、韓国では米国産骨付き牛肉の輸入解禁に反対する集会が盛んになっている。9日にはソウル市中心部に3万人以上が集まった。この社会運動にはインターネットが深くかかわっていたのだが、興味深いのは輸入解禁に反対する集会の参加者に女子中高生が多いことだ。

 集会によっては参加者の7割近くに上るようだが、女子中高生がそれほど数多く参加するのはどうしてだろうか。

 考えられるのは、東亜日報の社説「『牛肉輸入で韓国滅びる』デマメール、小学生にまで無差別流布」が取り上げているように、ケータイのチェーンメールで流布されたり、ポータルサイトに掲載されたりした、「都市伝説」の韓国版とも言える「ネット怪談」のひとつ「狂牛病(BSE)怪談」影響だ。

 また、朝鮮日報の記事「米国産牛肉:相次ぐ芸能人の発言、影響力が増大」では、女子中高校生に人気の高いアイドルたちがメディアや自身のHPで、米国産牛肉の輸入解禁や牛海綿状脳症(BSE、狂牛病)に関する都市伝説めいた発言をしていることもあるだろう。

 さらに別の側面では、彼女たちの「世代」にも関連がありそうだ。今回の集会活動で注目された10代の女子中高生は、80年代に民主化運動を推進していた活動家の子どもたちの世代にあたる。彼女たちは、社会に対抗する気風を親から受け継いでいるのかもしれない。

女子中高生の集会を伝える中央日報の記事「米国産牛肉輸入に反対する市民団体が6日夜ソウル汝矣島産業銀行の前でキャンドル集会を開いた」(韓国語)