パソコンをもっと能動的に使おう

 地デジの扱いづらさから、テレビパソコンの人気がいまいちだ。メーカー各社は、ホームサーバーへとシフトしようと模索している。少し言い過ぎかもしれないが、テレビの力を借りてデスクトップを売り続けてきたWindowsパソコンメーカーにツケが回ってきたのではないだろうか。

 そうこうしている間に、アップルの攻勢は勢いを増すばかり。ビデオを編集したり、ちょっとした作曲を手がけるなど、パソコンを能動的に楽しもうと思ったら、iMacはとても良い選択だ。

 テレビパソコンは、いわばビュワーだ。録画を含めて、基本的にはテレビを見るための端末でしかないのだ。もちろん、使い方としては間違っていない。だが、そもそもパソコンとは、データを生産するためのツールであったはずだ。単に見ているだけなら、液晶テレビ+レコーダーで十分なのだ。

 自分でデータを作り出す楽しさを追求しつづけているアップルは、時間を掛けて熟成させたアプリケーション群を強力な武器として、さらに攻勢を掛けてくるだろう。

 Windows一辺倒だった我々も、家庭で使うパソコンの購入を考えるときには、iMacやMacBookも検討の一部に加えたほうがいいだろう。

 ここまで来たなら、MacOSが動くWindowsマシンが登場すると、さらに市場がおもしろくなりそうなのだが……。

付属ソフト「iLife'08」に入っている「iPhoto'08」。Officeソフトは付かないが、自分でデータを作り出す楽しさを満喫できるソフトが満載だ(画像クリックで拡大)

 

著者

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『ここで差がつく! 仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)がある。
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