スパムブログが悪質サイトへ導く

 読みたくもない下品な広告などの迷惑メールを「スパムメール」と言うが、最近は迷惑情報全般を「スパム」と呼ぶようになった。スパムはもともと肉の缶詰の商品名だが、これが迷惑メールの意味で使われるようになったのは、1970年代のイギリスのコメディーグループ、モンティ・パイソンのコントに由来する。レストランで男たちが「スパム、スパム、スパム」と連呼して会話を妨害する、このコントのような迷惑行為を「スパム」と呼ぶようになったらしい。

 3月26日、ブログ「ココログ」を運営するニフティが「スパムブログのフィルタリング技術を開発」をアナウンスした。

 「スパムブログ」とは、アフィリエイト広告や特定のサイトに誘導することだけを目的としたブログのこと。自前の記事などはなく、引用ばかりなので「コピペ(コピー&ペースト)ブログ」と呼ばれることもある。ブログ同士をリンクさせるトラックバック機能を悪用してスパムブログに誘導することを「トラックバックスパム」と呼ぶのだが、ニフティが開発したのはスパムブログからのトラックバックを遮断する技術だ。

 しかし、実際には対応が遅かったと言える。記事を公開するとトラックバックスパムが数十個も付けられるという状態が続いたため、人気のあるブログの大半がすでにトラックバックを禁止しているというのが現状だからだ。

今回のニフティの発表で驚かされたのは、国内のブログの約40%がスパムブログという調査結果だった