「チョコレートの雨」で、無名の学生に全世界が注目!

 「YouTube」に投稿されたCGM(Consumer Generated Media:消費者生成メディア)で最も人気の高い作品を決定する「YouTube アワード 2007」の結果が3月22日に発表された。

 動画は部門ごとに分けられ、ユーザーの人気投票によってそれぞれ優勝作品が決められたが、今年最大の話題は音楽部門の「Chocolate Rain(チョコレート・レイン)」だろう。ABCなどの大手メディアも注目していた曲で、シンプルだけれど強烈、一度聞いたら夢に出てきそうなほどだ。

 「チョコレート・レイン」を歌っているのは、ミネソタ大学の大学院博士課程に学ぶ25歳のアフリカ系アメリカ人、テイ・ゾンデイ(Tay Zonday:本名はAdam Nyerere Bahner)さん。作詞、作曲、演奏まで、すべて彼一人で行ったようだ。昨年2月27日に投稿されたこの曲、8月には全米で知られるようになり、11月には「ダイエット・ドクターペッパー」のプロモーションビデオとして、「チェリー・チョコレート・レイン」も作成された。

 「チョコレート・レイン」には、いろいろと過去のサブカルチャー的なパロディーも仕込まれているらしい。私にはそこまで読み取れないが、歌詞のところどころにシュールな表現が見受けられる。

Chocolate Rain
Dirty secrets of economy
Chocolate Rain
Turns that body into GDP

チョコレートの雨
経済の汚れた秘密は
チョコレートの雨
国内総生産にその姿を変える

Chocolate Rain
The bell curve blames the baby's DNA
Chocolate Rain
But test scores are how much the parents make

チョコレートの雨
ベルカーブ(知能指数のグラフ)が赤ちゃんのDNAを責め立てる
チョコレートの雨
けれど、出来が悪いのは両親のせいさ

「チョコレート・レイン」の著作権はクリエーティブ・コモンズが明示され、ダウンロードやコピーも自由だ。「YouTube」では、ダース・べイダー風など、いろいろなバージョンが楽しめる