次世代DVDの規格争いもブルーレイの勝利が決まり、DVDからBDへの本格移行が始まってる。今までは筆者のような新しいモノ好きな人、クオリティーにこだわるホームシアターファン向けのものだったBDレコーダーだが、大画面テレビとセット購入する選択肢の一つとして急浮上している。

 この連載でも松下電器産業のBDレコーダー「ブルーレイDIGA DMR-BW900」を2回にわたって取り上げてきたが、BDレコーダーといえばもうソニーの存在も忘れてはならない。発売から約四カ月と時期がたったが、松下電器のBDレコーダーと比較する意味を込めて、今回はソニーの「BDZ-X90」をチェックしていこう。

2007年11月に発売されたソニーのBDレコーダー「BDZ-X90」。現在の実売価格は17万2000円程度(画像クリックで拡大)

 簡単にプロフィールを紹介しよう。BDZ-X90はソニーBDレコーダーの最上位である“Xシリーズ”のモデルだ。500GB HDDに2層50GBの4倍速記録対応ドライブを搭載し、デジタル放送の2番組同時録画やMPEG-4 AVC記録による長時間録画に対応する。

 公式サイトに「シアターを堪能する」と紹介されている通り、画質・音質に力を入れている。同社の液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)シリーズ」にも採用しているデジタル高画質化技術「DRC-MF v2.5」を搭載し、筐体設計などもほかのモデルに比べて強化している。最上位機種として「ソニーが取り組もうとしている技術がすべて入っている」といった側面もあり、HDV端子やUSB端子を使ったビデオカメラ連携、DLNAによるホームネットワーク機能、ゲーム機のPSP(プレイステーション・ポータブル)に映像を持ち出せる「おでかけ・おかえり転送」、デジカメ写真を映像・音楽のスライドショーにする「x-PictStoryHD」などなど、他社にない機能だけを見ても多彩だ。

本体サイズは約430×100×336mmで、重さは7.1kg。最近では珍しい重量級だ(画像クリックで拡大)

リモコンのボタン数は多いものの、体系的にまとめられている。最近のソニー製品でよく見るデザインだ(画像クリックで拡大)

いつもの通り大画面テレビとセットして検証を行った(画像クリックで拡大)

 BDZ-X90は非常な多機能で見るべき点は非常に多いのだが、今回はBDレコーダーとしての基本性能にスポットを当てて取り上げていこう。