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ダークトーンでかためたコーディネート。ブーツはデザイナーズブランドのOEMも手掛けていた注目の国内ブランド「PADRONE(パドローネ)」(クリックで拡大すると、各アイテムのブランドなどのデータが見られます)(画像クリックで拡大)

 小物から春っぽさを取り入れたいこの時期、春らしい帽子をかぶった人たちが目に付くようになってきた。なかでも人気が加速しているのが、ベレー帽だ。帽子にしては珍しく顔型もヘアスタイルも選ばず、「トライしやすい」と愛用者が増えている。

 ベレー帽と聞くと、画家やボーイスカウトを連想する人も多いだろう。その歴史はかなり古く、古代ローマ・ギリシャ時代にさかのぼる。当時、バスク地方(現:スペイン北部)で広く普及したベレー帽が形を変え、第二次世界大戦前後から軍隊に採用されるようになり一般化されていった。

 このように男性的なイメージのあるベレー帽だが、着用層は意外にも20歳前後の女性が中心。初冬ごろから大阪を基点に流行りはじめ、その流れは2月中旬あたりに原宿にも到着し、一気にその姿が目立つようになった。

 ベレー帽はつばのある帽子のように影で表情が暗くなるということがなく、むしろ表情がぐっと映える。斜めに、少し後方に、片方をたるませて、とかぶり方を変化させることで印象もガラリと変えられるため、ワンポイントとしてアクセサリー感覚で身に付けられるのも、支持されている理由だ。

素材に変化を持たせたベレー帽(画像クリックで拡大)

女性らしいピンクは春に向けて人気のカラー(画像クリックで拡大)