2007年冬商戦に発売された第2世代のBlu-rayレコーダー。2006年冬発売の第1世代からの大きな進化点として、MPEG-4 AVC技術を使ったAVC録画の実現が挙げられるだろう。

 松下電器産業のBDレコーダー「DMR-BW900」徹底活用シリーズの第2回は、このMPEG-4 AVC技術による長時間録画にスポットを当てる。AVC録画の使い勝手や保存がどの程度にまで活用できるかを試してみよう。

松下電器産業が2007年11月に発売したBDレコーダー「DMR-BW900」(画像クリックで拡大)

 AVC録画とは、今回取り上げる松下電器のDMR-BW900をはじめとするDIGAシリーズや、ソニー「BDZシリーズ」など2007年冬モデルのBDレコーダーで初めて実現した長時間録画機能だ。MPEG-2で放送される番組をMPEG-2のまま再圧縮する長時間録画機能などは従来のレコーダーにも存在したが、デジタル放送の持つHD画質が損なわれてしまうため、決して実用性は高くなかった。この欠点をMPEG-4 AVC技術によって解消し、HD画質のまま長時間録画できるようにしたものが、今回取り上げるAVC録画だ。

 松下電器のDMR-BW900では、これを“フルハイビジョン4倍録り”と名付けて、「HDDやBD、DVDにたっぷりキレイに録る」と説明している。実際の使い方は簡単で、録画モードはデジタル放送をそのまま記録する従来からの「DRモード」のほかに、AVC録画を使った「HGモード」「HXモード」「HEモード」を追加している。録画予約の際に指定するだけで簡単に扱える。

筆者宅のラックにセットしたDMR-BW900。日常的に使う録画機として活用中だ(画像クリックで拡大)

●DMR-BW900の録画モードとHDD録画時間
録画モード HDD録画時間(1TB)
地デジ 約127時間
BSデジ 約90時間
HGモード 約160時間
HXモード 約254時間
HEモード 約381時間

録画予約の際にAVC録画のモードを指定できる。DMR-BW900は2番組同時録画対応だが、AVC録画による同時録画はできない(画像クリックで拡大)

 AVC録画の搭載によるメリットは、何と言っても録画時間を大幅に伸ばせることだろう。HDD録画ではHD画質で残せる録画時間を伸ばせるし、ディスクに残すという観点では、1層25GB/2層50GBとDVDと比べて大容量のBDメディアを有効に使い「ディスク1枚に長時間残す」という使い方も可能となる