ノイズは少なく、かなり大きくプリントアウトしても大丈夫なように思えるが、シャドー部の描写がどうなるか気になって、構図を変えた。左の上の隅に照明を写し込み、小林さんは影になるところへ立ってもらう。絞り優先モードでf4に設定すると、1/100秒のシャッター速度になった。液晶画面で確認する範囲ではノイズが少なく見える。カーソルを移動して顔の部分をクローズアップしてみる。今度ははっきりとノイズが分かる。髪の毛も質感をなくしており、決して満足のいく描写ではない。少し意地悪な条件には違いないが、ISO6400が万能でないことを認識させられた。

屋外に移動してISO400に設定を変更。当然ながら、普通にストレスなく撮影できる。液晶画面ではノイズを発見できない(画像クリックで拡大)

 屋外に撮影場所を移動。ISO6400のままでは、絞りをf4に設定すると1/2000秒になる。そこで感度を400までに落として、改めて画質を確かめることにした。シャッター速度を改めて測ると、1/160秒が適正となった。当然のことながら、撮影結果はISO6400のときと比べても段違いにいい。液晶でかなりクローズアップにしてもノイズは確認できず、シャドー部の描写力が向上したのがわかる。髪の毛の暗い部分や、グレーのスカート、黒のタイツの質感が伝わってくる。

 すべての撮影を終了。はやる気持ちを抑えつつ、パソコンに画像を取り込む。ホワイトバランスはオート、RAWで記録したものを、露出や色温度などの条件を変えることなく絵現像してJPEG画像に変換、Photoshopで開く。ISO6400で撮影したものは、パソコンで100%まで拡大して観察すると、それなりにノイズが多いことが分かった。しかし、使えないほどのものではなく、数年前ならISO400でもメーカーによっては、同じ程度のノイズがあった。プリントアウトして楽しむなら、A4サイズまでなら大丈夫だろう。