ウォール真木のこの性格、よく考えずに行動に起こすだとか、しかもその行動が予測不可能で想定外だとか、とりあえずその根源となっているものがございます。父親の遺伝子です(笑)。記憶を軽くほじり返すだけでも出てくる出てくる。アメリカン・スクールの先生をいきなり家に招待して子どもに英語を習わせようとしたり、飼い猫が取ってきた獲物のヤマドリを横取りして食べちゃったり……。

 そして多分父の性格がよく現れている出来事があります。20年ほど前になりますが、父は何を考えたのか衝動買いでとあるブツを手に入れたのです。

 ブルドーザーです。

雪かきでブルドーザーを乗り回す父親

 中古で買ったから半額だったと喜ぶ彼を、家族全員で

 「なんに使うんだ、こんなもん!!」

 と、責め立てたのは言うまでもございません。一般家庭にあるモノじゃないでしょうが、普通っ! しかしウォール家の実家は、山の中の豪雪地帯。このブルドーザーは冬の雪かき作業にもってこいだということがわかり、それから毎冬、雪が降るたびに早朝から起きだしてウキウキ気分で外に出る父は、ブルドーザーのショベル部分を路上に、

 ガガガガガガッ!! ガッコン、ガコン!!

 と、鳴らしながら家の前および近所の除雪作業をするのでした。朝っぱらから、うるさいんだけど……。

 そんな父のブルドーザーを思い出すきっかけとなったのが、先日の知人との会話。その知人いわく、

 「アメリカには家庭用のブルドーザーとか、パワー・ショベルが売られている」

 ……ホントかいな(汗)?