コンパクトで“見て消す”に特化したHDDレコーダー

 テレビ録画を巡る環境は、目まぐるしく変化している。放送を録画する主役となったデジタルレコーダーは、昨年末から次世代DVDの搭載モデルが大躍進を遂げ、デジタル放送をハイビジョン画質のまま残すための選択肢が確立された。テレビに目を向けると、2007年にはHDD内蔵のモデルが広く受け入れられ、テレビを購入する際のポイントとしてもテレビ録画に注目が集まるようになった。

 録画ライフをトコトン満喫できる本格志向のデジタルレコーダーか、それとも手軽に使えるテレビ内蔵の録画機能か。価格や使い勝手などを天秤にかけると、何とも悩ましいところだ。そんな中、この両者の中間とも言える選択として登場したのが、今回試用するソニーのデジタルハイビジョンチューナー内蔵HDDレコーダー「BRX-A250」だ。

 この製品はソニーの液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)シリーズ」と組み合わせて利用する「ブラビアリンク」対応のHDDレコーダーと考えてしまいがちだが、実際には単体でも使えるデジタルレコーダーとして設計されている。BRAVIAと組み合わせずにどれだけ使えるものなのか、実際に使ってテストしてみよう。

今回検証したソニーのデジタルハイビジョンチューナー内蔵HDDレコーダー 「BRX-A250」。店頭価格は4万7800円程度(画像クリックで拡大)

本体サイズはBDタイトルのパッケージよりふた周りほど大きい。ちなみにHDDを内蔵しているだけあって、手に持つとずっしりと感じる約1.6kgの重さだ(画像クリックで拡大)

 パッケージを開いてまず驚かされるのが、そのコンパクトな設計だ。「コンパクトなデザイン」という言い回しはもう何度となく使ってきたが、デジタルレコーダーとして考えると、今回のBRX-A250ほど小さな製品はない。BD-BOXのパッケージと比較した写真をご覧いただければ、そのコンパクトさが分かるだろう。これはBRAVIAシリーズの背面に取り付けることを視野に入れたもので(製品パッケージには最新のBRAVIAシリーズに固定するためのパーツが同こんされている)、固定してしまえば実質的な設置スペースゼロでも使える。

 もう一つの特徴は、極限まで端子を削ったインターフェース部。背面を見ての通り、汎用的な端子は地上デジタル放送、BSデジタル放送のアンテナ入力とHDMI端子しかない。端子に必要なスペースを削る目的もあるかもしれないが、デジタル時代の機器はこれくらい割り切ってくれても良いと個人的には思う。

 今回は他メーカーのテレビと組み合わせて使うので、セットアップはこれら端子をつなぐだけで完了。早速製品を使ってみよう。

必要最低限の背面端子。ちなみにアンテナ出力もないが、代わりにアンテナ分配機が付属している(画像クリックで拡大)

コンパクトな設計で置き場所にも困らない。今回は他社製テレビとの組み合わせで使っている(画像クリックで拡大)