2007年も年の瀬を迎え、正月休みも秒読み段階に入ってきた。今年1年は、大画面テレビが飛ぶように売れた年だった。冬のボーナスでテレビを購入して、この年末年始は家族で大画面テレビを囲んで新年を迎えるという読者も多いことだろう。

 前回の記事では「年末年始は何を見て楽しむ!? 大画面テレビで楽しむデジタル放送再入門」と題して放送をガイドしたが、今回はその続きとして、ゆっくり時間のとれる休みに堪能する有料の衛星映画チャンネルをガイドしていこう。

今回は年末年始に向けてのお楽しみ企画。大画面テレビを買ったからには、やっぱり番組を見て楽しまないと!(画像クリックで拡大)

 今回中心に取り上げるのは、映画を中心とした番組を放送する有料チャンネルである「WOWOW」と「スターチャンネル」の2局。BSデジタル放送や110度CSデジタル放送で放送されており、ハイビジョン映像に目のないデジタルAVファンや映画ファンからの注目を集めてきたものだ。実際、大画面テレビ、次世代DVDレコーダーと様々な機器を使いAVファンを自負する筆者は1年以上前からWOWOWで番組を録りためており、「スターチャンネル」も12月1日に行われた改編(詳しくは後述)から加入している。

 この年末年始に向けて「WOWOW」「スターチャンネル」それぞれが07年12月27日(木)~08年1月6日(日)に放送するラインアップを見ながら、どちらが“お買い得”か検討してみよう。

「WOWOW」は北米映画に日本映画や音楽、スポーツなどバリエーション重視

 年末年始を映画三昧で楽しむ第一の候補は、BSデジタル放送のBS191~193chで放送している「デジタルWOWOW」(以下、「WOWOW」)だ。そのほかにもBSアナログ放送のWOWOWと、CS放送のスカパー!(注:e2 by スカパー!ではない)にもアナログ放送ながら番組を提供している。

 WOWOWの07年12月27日(木)~08年1月6日(日)からのハイビジョン映画番組のラインアップを見てみよう。

放送日 映画タイトル 公開年 制作国
12月27日(木) ザ・センチネル/陰謀の星条旗 2006年 アメリカ
  おさるのジョージ 2006年 アメリカ
  ガメラ対深海怪獣ジグラ 1971年 日本
  宇宙怪獣ガメラ 1980年 日本
  ユナイテッド93 2006年 イギリス/アメリカ
  NANA2 2006年 アメリカ
  ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT 2006年 アメリカ
  ウルトラヴァイオレット 2006年 アメリカ
  亡国のイージス 2005年 日本
  私の頭の中の消しゴム 2004年 韓国
28日(金) ジャギー・ドッグ 2006年 アメリカ
  ガメラ 大怪獣空中決戦 1995年 日本
  ガメラ2 レギオン襲来 1996年 日本
  ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 1999年 日本
  マイアミ・バイス 2006年 アメリカ
  硫黄島からの手紙 2006年 アメリカ
  Sad Movie 2005年 韓国
29日(土) Vフォー・ヴェンデッタ 2005年 アメリカ
  笑いの大学 2004年 日本
  日本沈没 2006年 日本
  NIN×Nin 忍者ハットリくん THE MOVIE 2004年 日本
  模倣犯 2002年 日本
  武士の一分 2006年 日本
30日(日) パプリカ 2006年 日本
  カーズ 2006年 アメリカ
  アントブリー 2006年 アメリカ
  マリー・アントワネット 2006年 アメリカ
  Mr.&Mrsスミス 2005年 アメリカ
  M:i:III 2006年 アメリカ
  ダイ・ハード2 2006年 アメリカ
  X-MEN:ファイナルディシジョン 2006年 アメリカ
  スーパーマン リターンズ 2006年 アメリカ
31日(月) おしゃれキャット 1970年 アメリカ
  チキン・リトル 2005年 アメリカ
  プライドと偏見 2005年 アメリカ
  イルマーレ 2006年 アメリカ
  インサイド・マン 2006年 アメリカ
  カオス 2006年 カナダ/イギリス/
アメリカ
  ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女 2005年 アメリカ
  パイレーツ・オブ・カリビアン/
デッドマンズ・チェスト
2006年 アメリカ
2008年
1月1日(火)
アンダーワールド:エボリューション 2006年 アメリカ
  ハニーvsダーリン2年目の駆け引き 2006年 アメリカ
  キューポラのある街 1962年 日本
  居酒屋ゆうれい 1994年 日本
  サボテン・ブラザーズ 1986年 アメリカ
  マーズ・アタック 1996年 アメリカ
  ナチョ・リブレ覆面の神様 2006年 アメリカ
  墨攻 2006年 中国/日本/
香港/韓国
2日(水) ひとごろし 1976年 日本
  潮騒 1964年 日本
  新居酒屋ゆうれい 1996年 日本
  キング・コング[特別版] 2005年 ニュージーランド/
アメリカ
  頭文字D THE MOVIE 2005年 香港/中国
  世界最速のインディアン 2005年 ニュージーランド/アメリカ
3日(木) 暴力教室 1979年 日本
  うず潮 1964年 日本
  劇場版どうぶつの森 2006年 日本
  どろろ 2007年 日本
  プラダを着た悪魔 2006年 アメリカ
4日(金) 俺達に墓はない 1979年 日本
  大空に乾杯 1966年 日本
  アタゴオルは猫の森 2006年 日本
  もしも昨日が選べたら 2006年 アメリカ
  ニュー・ワールド 2005年 ニュー・ワールド
5日(土) 最も危険な遊戯 1978年 日本
  人間の証明 1977年 日本
  ガーフィールド2 2006年 アメリカ
  花ひらく娘たち 1969年 日本
  撃鉄-ワルシャワの標的- 2003年 アメリカ/ポーランド
  撃鉄2-クリティカル・リミット- 2005年 アメリカ
  今そこにある危機 1994年 アメリカ
  ジャケット 2005年 アメリカ
6日(日) 野獣死すべし 1980年 日本
  名犬ラッシー 2005年 イギリス/フランス/
アメリカ/アイルランド
  バーティカル・リミット 2000年 アメリカ
  トゥー・フォー・ザ・マネー 2005年 アメリカ
  着信アリ 2004年 日本
  着信アリ2 2005年 日本
  着信アリ Final 2006年 日本
※公式サイトの番組表を元にハイビジョンの映画のみ抜粋して独自に作成

 「WOWOW」年末年始の放送は「年末100時間映画大放送」のラインアップとして、充実した内容を取りそろえている。「WOWOW」の特徴を挙げるとすれば、ハリウッドの大作映画はもちろん、邦画の最新作や韓国映画などもラインアップしていることにある。洋画は「WOWOW」「スター・チャンネル ハイビジョン」両方で放送される作品も多いが、邦画も含めて楽しめることに「WOWOW」の良さがある。

 表中には現れていないが、「WOWOW」で映画を楽しむには少し残念な要素が2つある。

 1つは、「WOWOW」では映画以外の作品も放送していることだ。具体的には、国内外アーティストの音楽ライブ、スポーツ(特にテニスが珍しい)、ドラマ(特に米国のドラマが充実)の放送を数多く行っているため、映画の放送時間がその分だけ少なくなっている。

 もう1つは、標準画質で3つの番組を同時放送するサイマル放送を一部実施していること。「映画を楽しむなら絶対ハイビジョン」と考える筆者にとっては、どうせならすべてハイビジョンで統一して欲しいと思えてしまうのだが……。

 WOWOWは「映画は大好きだけど、音楽ライブやスポーツまで幅広くエンタテインメントコンテンツを楽しみたい」という欲張りな視聴者に向いていると言える。

WOWOWのWebサイトhttp://www.wowow.co.jp/(画像クリックで拡大)

 「デジタルWOWOW」の視聴料金は月額2415円。07年12月中にインターネットから申し込んだ場合は加入料無料で、08年1月末まで1200円で視聴できるキャンペーンを実施している。また、初めて加入するユーザーは15日無料体験キャンペーンもある。今から加入すれば年末年始は丸ごとカバーできるため利用してみるといいだろう。