「初音ミク」効果により、即日完売

2階・コンピューター関連書フロアを担当する岩瀬正弘さん(画像クリックで拡大)

 「書泉ブックタワー」2階のコンピューター関連書フロアは、SE向けの書籍など、主に中級から上級者に向けた品ぞろえが豊富だ。プログラミングやネットワークに関する書籍、情報処理試験のテキストのほか、ビジネス関連書も充実している。1~2年分のコンピューター雑誌のバックナンバーもそろっているので、「他の店になかった」というものも発見できそうだ。

 そのような専門性が高いフロアの中で、担当の岩瀬さんが「予想していないほど爆発的に売れた」と言うのが、音声合成ソフト「初音ミク体験版」を収録した『DTMマガジン』だ。「秋葉原で“初音ミク”が話題になっていると聞いていたので、ある程度の部数を確保しましたが、最初に特集を組んだ11月号は即日完売でした。12月号も通常より3倍ほど多く入荷しましたが、これも2日で完売状態です」(岩瀬さん)。

SE向けの書籍など、中・上級者向けの書籍が並び店内。ビジネス用途で購入する人も多いという(画像クリックで拡大)

 「初音ミク」とは、2007年8月に発売されたDTM(デスク・トップ・ミュージック)ソフトウエアのこと。パソコンで作曲したメロディーに歌詞を入力し、キャラクター・ボーカル「初音ミク」に歌わせることで曲を完成する。発売直後から、ユーザーが制作した楽曲が「YouTube」や「ニコニコ動画」に投稿され、話題を呼んでいる。

 今後、12月には「初音ミク」を特集する『DTMマガジン』増刊号が発売される。これについて岩瀬さんは「今までよりも、多めに入荷する予定です。出版社にも頼んで、何とか部数を確保したいですね」と語る。コンピューター雑誌が平積みになった棚を見ると、『DTMマガジン』12月号が置いてあったスペースに「完売」を知らせる張り紙があった。ここに「初音ミク」の人気の高さがうかがえる。

コンピューター関連雑誌が平積みされた棚を見ると、『DTMマガジン』12月号「完売」を知らせる張り紙が。関心の高さを物語っている(画像クリックで拡大)