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茶系をベースにしたコーディネートにミネトンカを合わせている。パンツをブラックにすると引き締まった印象を受ける(各アイテムのスペックデータを見たい場合はクリックして拡大)

人気の8ホールのフリンジブーツ。柔らかい素材なためクシュクシュとゆるむ表情も温かみを感じる(画像クリックで拡大)

 「探しているんですけど、なかなか見つからなくて」
と、スナップ撮影のときに度々耳にするアイテムがある。それは「ミネトンカ(MINNETONKA)」のフリンジブーツ※1だ。

※1 房の飾りが付いたブーツ

 ミネトンカは米ミネソタ州発のモカシンブーツ※2のブランドで、米国ではモカシンブーツのトップブランドとして知られている。そのミネトンカが発売する「フリンジブーツ」は、今季注目のフォークロア※3スタイルに欠かせないアイテムとして絶大な人気がある。特に、ロング丈はこれから冬になるに連れて防寒としての実用性も高く、販売店やネットショップも軒並み予約完売となっている。「今予約しても渡せるのは早くて来年1月初旬」(某販売店)と入手困難な状態が続いているようだ。

※2 ヒール部分のないスリッポン式のブーツ
※3 民俗衣装などの特徴を取り入れたファッション。エスニックとほぼ同義

 ミネトンカを着用していた大学生は、「デザイナーズのブーツとは違い、とても優しい印象が出せます」と、エッジの効いたデザイナーズブランドとは違うテイストが気に入っている。実はミネトンカは一点一点職人がハンドメイドで仕上げており、「左右でも完全に同じではなく、ハンドメイドならではの温かみを感じるのでは」(ネットショップ店員)。光沢のないスウェード素材が表革やパテントレザーに比べて優しい印象を与え、ミネトンカの素朴な風合いに一役買っている。価格は1足1万5000円程度とトップブランドとしては手が届きやすく、ハンドメイドということを考えればかなりお買い得と言えるのではないだろうか。

 ミネトンカの着用スタイルとしてはベージュなどの優しい色使いの服を中心とし、ブーツが強調できるミニ丈のパンツやスカートで合わせるのが主流だ。「フリンジを見せたいから」(21歳、大学生)という理由で、ジーンズなどと合わせる場合はブーツにパンツの裾を入れるスタイルもよく見られ、ミネトンカがコーディネートの主役になることも多い。また右のスナップのようにブラックのショートパンツとも相性が良く、メリハリがあるコーディネートも可能。フォークフロア調を取り入れたい層にも比較的入りやすいアイテムともいえる。

(画像クリックで拡大) レッド一色の時計。FHBは価格も手頃で人気のブランドだ(画像クリックで拡大)

(文・写真/Fashionsnap.com)