セットアップは簡単のハズが……あれ? つながらない!?

 PLCの導入では、既に家庭内にある電力線を使うため通信の条件はそれぞれの家庭の環境に大きく左右される。このため、今回はあくまでもテスト環境での使用レポートということを念頭に置いて読んで欲しい。

 今回テストした環境は築40年弱の鉄筋コンクリートのマンションだ。マンション内部はメゾネットの構造で、導入しようとした部屋は階が分かれており、直線距離で10m以上もある。だからこそDLNAのホームネットワークを試し甲斐のある環境であるとも言える。

筆者の仕事場はやや複雑な構造。直線上にコンクリートの壁を何枚も挟むことになるため無線LANによる通信も不可能で、まさに「残るはPLC通信だけ」といっても良いような環境だ。(画像クリックで拡大)

 

前回とは別の部屋にBRAVIA(KDL-26J3000)をセット。今回はDLNAサーバーのある部屋を部屋A、最初にテストしたこの部屋を部屋Bと呼ぶ(画像クリックで拡大)

 BL-PA100KTは親機と子機がセットの状態で売られており、製品出荷時からペア設定もされているため、設定は一切必要ない。家庭内LANが敷かれ、DLNAのサーバー機器がある部屋と通信を行いたい部屋のコンセントに機器を差し込むだけだ。親機と子機がつながっているかどうかをLEDでも確認できるので検証も簡単だ。

 いや、確かに簡単なハズなのだが……つながらない。今回はPLC通信で早速つまずき、その原因を探るところから検証が始まった。

親機側。PLCアダプターは「電源タップを使わない」「PLCアダプターのもう一つのコンセントも使わない」などの条件を推奨している。だが使えるコンセント数が足りないため、すべての条件を満たすのはムリ。ただし可能な限り配慮した(画像クリックで拡大)

 

これは子機側。ほとんどのAV機器もない部屋であることと、配線も複雑ではないので単独で接続して検証を行った(画像クリックで拡大)

 

PLCの青ランプがリンク成功の目印。「SETUP」ボタンを1秒程度押すと、すぐに親機との間でスピードテストを開始する。スピードテストでは3段階で速度を確認できるのだが、今回は通信自体ができていない……(画像クリックで拡大)