デジタル機器のネットワーク機能として、昨年あたりからブレイク直前か!?と思われてきた機能に、DLNAを使ったホームネットワークがある。

 DLNAとはデジタル・リビング・ネットワーク・アライアンスの略で、国内外の主要家電メーカー約260社が共通の規格として推進している。現在国内では液晶テレビ、デジタルレコーダー、デジタルカメラ、HDDタイプのミニコンポ、PCなどの対応製品が発売されている。もしかしたら「DLNA対応」に気付かずに製品を所有している人もいるかもしれない。

 DLNAの実際の普及具合を見てみると、今ひとつメジャーになりきれていないという気もする。だが昨年あたりから製品数も着実に増え続けて、「実際に家庭で活用できるのでは?」という程度まで製品も増えてきた。

 そこで今回は、テレビとしていち早くDLNAのクライアント機能を搭載したソニーの液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)シリーズ」を取り上げて、ホームネットワークの構築にチャレンジしてみた。活用して欲しいシーンは、リビングの大画面テレビとは別の寝室や書斎にDLNA対応機器を設置し、そこからリビングのハイビジョンレコーダーにある録画番組などを楽しむというシチュエーションだ。

 前編となる今回は、まずはDLNAの機能の導入と活用から始めてみよう。

ソニーの26V型液晶テレビ「BRAVIA KDL-26J3000」。占いやニュースなどのアプリを画面に表示できる独自の「アプリキャスト」機能や、「ソニールームリンク」と名付けたDLNA対応機能など、ネットワーク機能が充実している。実売価格は12万8000円程度(画像クリックで拡大)

 まずはソニー「BRAVIA KDL-26J3000」の機能を簡単に紹介しておこう。KDL-J3000は、この春に発売されたJシリーズの液晶テレビ。採用するパネルは全サイズでワイドXGA(1366×768ドット)のミドルレンジ製品ながら、ソニーのテレビとしては最初に残像軽減技術「モーションフロー」を搭載した。ネットワーク機能の充実も打ち出しており、テレビを見ながらネットの情報をチェックできる「アプリキャスト」、そして今回紹介するDLNA機能の「ソニールームリンク」に対応する。

 このソニールームリンクが今回活用するDLNAの機能だ。今回は他メーカーの機器も含めて接続しているので、DLNAの呼称で統一してしまおうと思う。

KDL-26J3000は操作画面にPS3などと共通のユーザーインターフェス「XMB」(クロスメディアバー)を採用している。「ホーム」ボタンから始める操作は、様々な機器と共通で分かりやすいはずだ(画像クリックで拡大)

 

画面右側に各種情報を表示する「アプリキャスト」はソニーオリジナルの便利機能(画像クリックで拡大)