「電気の街」として知られる東京・秋葉原。アニメやゲームなど、今やサブカルチャーの中心地として「新しいトレンド」を発信する土地としても有名だ。その一方、つくばエクスプレスの開通や駅前の高層ビルの建設など、日々の変化もめまぐるしい。

 2007年9月20日。「ザ・コン」の愛称で知られる秋葉原のランドマーク「ラオックス ザ・コンピュータ館」が閉店した。「ザ・コン」は、1990年にオープンして以来、大型パソコン専門店として多くのパソコンユーザーを育ててきた。

 DOS/V機の日本到来時には、純国産機とDOS/V機の比較デモを店頭で行い、メリット・デメリットを訴求。また、いち早くPDAコーナーを作るなど、PCやデジタルガジェットの市場創出の「陰の立役者」と言ってもいい存在だった。

 専門知識豊富な店員が多く、彼らにお世話になったユーザーも数知れないだろう。また、地下には喫茶店などが入っており、憩いの場所として使う人も多かったように思う。

 「ザ・コン」閉店はショッキングではあるが、その跡地が今後どのようになっていくのか楽しみでもある。この連載では、アキバで盛り上がっているショップやトレンドだけでなく、そんな“移り行くアキバ”を日々ウォッチしていきたいと思っている。

アキバのランドマーク的存在だった「ザ・コン」。ビルの地下にあった喫茶店「Wood」にもファンは多かった(画像クリックで拡大)