みなさま、まずこちらをご覧ください。女性が好きな「ケーキ」をモチーフにしたお財布です。

「ケーキ」のイメージがそのまま財布になってる……。今回、取材にお邪魔した「キタムラ元町本店」で好評のオリジナル製品「スイーツ・シリーズ」の一つ。トロリとかかったクリームと、スナップのイチゴがポイントの二つ折り財布で、裏地にもイチゴ柄の綿素材を使っている。お値段は1万3000円
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 こちらは、小銭入れ付きパスケースの裏面です。指さしている部分、何に見えますか?

「スイーツ・シリーズ」の小銭入れ付きパスケース。ファスナーの引き手には“蜜をかけたイチゴ”のイメージで赤い玉がぶら下がっている
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 真ん中の丸いところは、革を波形のタルト型に抜いて、お菓子の「タルト」を表しているのだとか。抜き型の下には、「本物のイチゴを並べて画像を起こし、タルトっぽいツヤ感を調整して生地にプリントした」というイチゴ柄を配しています。


オンナは携行品で自分の内面も“盛り立てる”

 さて、まず――お化粧やマニキュアをしたり、アクセサリーをつけたり、その上どうしてオンナは“いろんな色柄の小物”を持ち歩くのでしょうか? それは、自分の気持ちを“楽しく”するため。オンナが、オトコに比べて「持ち物がこちゃこちゃしてる!」のは、携行品に“快”を感じる領域が男性より多いから。外見的にも気持ち的にも、オンナは自分で自分を盛り立てるところがあります。

 今回取り上げるのは、そうしたオンナの携行モノのなかでも、あま~い「ケーキをモチ-フにした財布&バッグ」。「K」のロゴマークでおなじみのバッグ専門店「キタムラ」が企画から手がけ、2006年夏に販売を始めて以来、若い女性のみならず主婦層にも、世代を問わず「カワイイ!」と人気を集めている「スイーツ・シリーズ」です。

 キタムラといえば、1970年代後半のハマトラブームで全国的に有名になり、今も横浜のガイドブックでは「ハマトラ御三家」の一つとして紹介される横浜元町ブランドの代表格。スタンダードラインでは、こんな商品で知られています。

スタンダードな紺色のバッグ(1万8000円) 軽く柔らかなラム革のバッグ(5万8000円)。「しとやかな装い」に向くデザインだが、口も広く開き、モノを出し入れしやすい機能性も追求したキタムラらしい逸品

 もともとキタムラは、こうした「トラッド」のイメージが強いのだが……なぜ「ケーキ」なんでしょう? そこで、キタムラの北村信さん、竹田一夫さん、そして営業企画部で商品開発を進める庄司由貴子さんにお話を伺いました。

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