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三年目の大祭

2009年2月9日

船行(ふなゆき)集落の奥まった一角に、ひっそりと佇む船行神社。古来よりお産と子宝の神として名高く、かつては島内各地から多くの女性が参拝に訪れたという。島内では、島の守護神・彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)が祀られている益救(やく)神社に次ぐ歴史の古い神社だそうで、境内には樹齢700年ともいわれる杉の大木がある。記録が残っていないため、はっきりしたことは分からないが、少なくともそれ相応の年数を経ていることは間違いなさそうだ。

そんな由緒ある船行神社は、十五夜綱引きや岳参り(たけまいり)をはじめとする、集落行事の重要な拠点であるとともに、人々の憩いの場であり、子供たちの良き遊び場でもある。また、集落の人たちにとっては心の拠り所でもあり、年に3回行なわれる祭典には、僕も欠かさず参拝している。

船行神社の大祭は、毎年旧暦1月11日に行なわれ、今年は2月5日にこの日を迎えた。通常の例祭は集落民だけで執り行なわれるが、大祭のときだけは、益救神社の宮司を招いて正式な神事が営まれる。船行に引っ越して来てもうじき丸3年が経つが、大祭を迎えるのはこれで3度目だ。初めての大祭では、例祭のときと同様に普段着で出向いてしまい、多くの人が正装していて恥ずかしい思いをした。今ではだいぶ勝手も分かってきて、戸惑うことはほとんどなく、自然と振る舞えるようになった。

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