10月12日の日曜日、屋久島町最大のイベントともいえる「第1回 屋久島町・町民体育祭(通称=町体)」が開催された。昨年10月に旧屋久町と旧上屋久町が合併し、屋久島町が誕生。新町としては記念すべき第1回目の町体となる。今までは島の半分の規模だったのに対し、今年から屋久島全島と、同じ屋久島町に属する隣の口永良部(くちのえらぶ)島を含む大規模な運動会となり、校区(=学区)を基準にして全26集落が8チームに分かれての戦いとなった。

僕たちの住む船行集落は、昨年度は3集落の連合による「明星チーム」として、旧屋久町最後の町体を優勝という輝かしい成績で締めくくった。今大会では6集落の連合による「安房チーム」での出場。各集落民の合計が三千人を超える「最大派閥」のチームだ。それだけに出場機会はぐっと減ってしまい、我が家では妻が玉入れ競争に出場する以外は、採点種目ではない集落対抗リレーに夫婦でエントリーされているだけだった。
迎えた当日は朝から雨が降りしきり、第1回大会から順延かと思わせたが、それを知らせる町内放送は一向に流れない。
「どうだか分からないから、とりあえずお弁当は作っちゃうね」
「そうだな。向こうは降ってないかもしれないし……」
結局その判断は正しく、会場となる島の北東部、旧上屋久町の宮之浦(みやのうら)は小雨がぱらつく程度で、町体は予定どおり開催されるらしかった。




