このページの本文へ
ここから本文です

そんなこんなで、昨年は出場できなかった悔しさを晴らそうと、今大会は気合い十分で臨んだ。大会は学年別全6チームによる対抗戦で、もちろん経験者の有無にもよるが、何といっても保護者同士の結束力が物を言う。小さな島の学校だけに、転勤族の人たちなど多少の入れ代わりはあっても、毎年ほぼ同じようなメンバーで出場することになるわけで、より経験を積んでいる上級生チームのほうが、どうも強い傾向にある。

「原則として兄弟のいる保護者は長子の学年チームに参戦する」という規定により、僕たち夫婦は3年生チームで出場。予選リーグは2試合あって、対戦相手は2年生チームと4年生チームだ。大会前の合同練習では、上級生チームを相手に有利なゲーム運びを見せたものの、試合では2試合ともあっさり敗北。決勝戦はおろか3位決定戦にも進めず、昨年のうっぷんを晴らすつもりが、かえってスッキリしない形で大会は幕を閉じた。

島の学校のPTAは小ぢんまりとしている分、1人1人が担う役割も多く大変な面もある。一方、イベントでは妙な連帯感が生まれて盛り上がるという、島ならではの楽しさもある。そしてイベントのあとは、やっぱり「飲んかた(=飲み会)」が付き物だ。この日も大会のあと、真っ昼間からとっぷりと日が暮れるまで、ひたすら飲み続けた。おそらく島人はこういう場で、よりいっそう連帯感を高めていくのだろう。こうした濃密な島のPTA活動は、小学校だけでも、まだ6年近く続く。

菊池 淑廣(きくち・よしひろ)

1969年、東京生まれ。1993年にスポーツウェアメーカーに入社。一貫して広告宣伝の仕事に携わり、自ら撮影、コピーライト、デザイン制作までマルチにこなす。

2005年4月、家族共々屋久島へ移住。それと同時に広告事務所「屋久島メッセンジャー」を設立し、雑誌やウェブサイトなどを通じて屋久島の情報を発信しながら、広告プランニング、撮影、コピーライト、ロケ・コーディネートなど、幅広く活動している。著書に「屋久島で暮らす あるサラリーマンの移住奮闘記」(山と溪谷社)。

ブログ「フォトライター菊池の屋久島移住ライブ日記」も公開中。

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る