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カビとの飽くなき戦い

2008年6月23日

屋久島は梅雨真っ盛りだ。6月は空梅雨気味だった昨年とは打って変わって、今年は梅雨入りとともに雨が降り続き、しかも激しく降る日がやたらと多い。

「今年はよく降るなぁ」

「ホント……」

部屋に洗濯物を干しながら返す妻の言葉には、妙に実感がこもっていた。それもそのはずで、気象庁の統計を調べてみると、屋久島測候所における6月の降水量は、平年が697.1ミリで、昨年はわずかに482.5ミリ。それに対して今年は6月22日までの累計で、すでに900ミリを超えている。年によってばらつきはあるものの、屋久島では6月の1カ月間に1000ミリ以上の雨が降ることは、それほど珍しいことではない。例年梅雨の期間は5月の終わりごろから7月の中旬ごろまでだから、場合によっては「ひと梅雨」でざっと東京の1年分ほどの雨(平年値1466.7ミリ)が降ることもあるというわけだ。そりゃあ、遊び盛りの小学生を2人抱える4人家族の洗濯物は、乾く間もなく溜まっていく一方だ。この島に来てから購入した除湿機をフル稼働させても、やはり限界はあるし、どうしたってカラッと気持ちよくは乾かない。主婦にとってはうっとうしい毎日なのだろう。

そんな屋久島の湿度の高さは尋常でなく、この時期になると我が物顔にはびこる厄介者がいる。「カビ」だ。同じ島でも住む場所や家の造りによって違いはあるだろうが、鉄筋コンクリートで気密性の高い町営住宅の我が家は、カビの生育がやたらといい。

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