早速僕も拝借させていただこうと、階段を上がってドアノブに手をかける。
ガチャガチャ……。
「えっ? マジかよぉ〜!」
どうやらカギが掛っているらしく、ドアが開かない。それはあまりに虚しい現実だった。このトイレに入るためだけに、わざわざ5キロの道程を歩いて来たというのに……。後で聞くと、デッキにはまだ手すりがないため危険だということで、設置を終えてから年明け早々に開放する予定だという。仕方なく外観だけを写真に収めると、それ以上どこを目指すでもなく、重い足取りでトロッコ道を引き返した。

(次回へ続く)
(取材協力:屋久島観光協会、屋久島町役場、正和電工株式会社)





