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縄文杉の枝、“降臨”

2007年1月22日

昨冬、雪の重みに耐え切れずに、折れてしまった縄文杉の枝。1月14日の日曜日、「いのちの枝」と名づけられたその枝が、「屋久町立屋久杉自然館」で一般公開された。

当初、折れた枝の処置については、関係者の間で様々な議論がなされたが、最終的には教育教材や学術研究の資料としての価値が高いとして、屋久杉自然館に保存展示することで意見が一致。しかしながら、巨大な枝を山から運搬し、貴重な資料として意味のある保存展示をするには多額の費用がかかり、ひとつの小さな自治体だけでは請け負えないということで、全国で募金活動を展開していた。

一般公開に先んじて、その前日に『縄文杉「いのちの枝」公開式典』が行われた。一般の人は出席できないのだが、たまたま僕は同席する機会に恵まれた。娘の通う安房小学校1年生が手掛けた「木の実のアート展」が、「いのちの枝」と合わせて同時公開されることになったからだ。当然子供たちも式典に出席することになり、保護者の僕たちも同伴したというわけだ。

14時過ぎ、式典が屋久町長のあいさつからはじまると、関係者のあいさつ、来賓の祝辞と続く。そして気になる募金活動の報告がされた。それによると、募金総額は2287万9277円(平成19年1月11日現在)。当初は目標額の2000万円も集まるのかと危惧する声も多かったが、それを上回る多くの善意が全国から寄せられる結果となった。

微力ながら僕も寄付をさせていただいたが、我々島民以外の多くの方々にも協力していただいたことは、この上なくありがたいことで、いかに縄文杉、あるいは屋久島に対する注目度が高いかがうかがえる。また、最終的な費用は1700〜1800万円程度で収まる見込みで、思いがけなくも生じる余剰金は、地元自治体でこれらの基金の受け皿を新たに設置し、縄文杉を中心とする屋久島の自然保護のための資金として引き継ごうと、話し合いが進んでいるところだ。

それらの報告が終わると、ようやく我が子らの出番がまわってきた。まずは担任の先生が挨拶をし、次に児童たちが多くの来賓の前で、覚えた「セリフ」と歌を披露。所々失敗をしながらも、どうにか大役をこなしていた。残念だったのは、娘は後ろの列に並んでいたため、あまり目立たなかったことだ。

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